東芝ホームテクノは21日、プラチナナノコロイドを添着したPicode除菌ユニット搭載の加湿空気清浄機「CAF-H5」などの6機種を発表した。発売は「CAF-KH5」と空気清浄機「CAF-H4/H3」が9月1日、ハイブリッド加湿器「KA-H80DX/60DX」とヒーター式加湿器「KA-H35SX」が9月16日。価格はオープン。推定市場価格はCAF-KH5が3万5000円前後、CAF-H4が2万4000円前後、CAF-H3が1万5000円前後、KA-H80DXが2万3000円前後、KA-H60DXが2万円前後、KA-H35SXが1万円前後。
今回発表された加湿機能付き空気清浄機や加湿器には、昨年モデル同様「Picode除菌ユニット」が採用されている(ヒーター式のKA-H35SXを除く)。Picode除菌ユニットは、ピコサイズのOHラジカルを空気中に放出することで、部屋の空気や、壁、カーテンなどに染みついたニオイを分解し、アレル物質を抑制するというものだ。さらに、加湿空気清浄機のCAF-KH5と加湿器のKA-H80DXでは、Picode除菌ユニットにプラチナナノコロイドを添着。OHラジカルに加えて、プラチナナノコロイドも空気中に放出することで、除菌速度が従来モデルの約2倍となった。なお、プラチナは使用量が微量なため、製品の寿命とされる6~7年の間で除菌ユニットを交換は不要とのこと。
加湿器の定格加湿能力は、KA-H80DXが800ml/h、KA-H60DXが600ml/h、KA-H35SXが350ml/h、加湿空気清浄機のCAF-KH5が600ml/h。KA-H80DXは、木造和室13.5畳、プレハブ洋室22畳、KA-H60DXは木造和室10畳、プレハブ洋室17畳、KA-H35SXは、木造和室6畳、プレハブ洋室10畳、CAF-KH5は木造和室10畳、プレハブ洋室16畳までの加湿が可能だ。KA-H80DX/60DX/CAF-KH5は4Lの、KA-H35SXは2.8Lの水タンクを装備する。
加湿器の3機種は、抗菌効果のあるプラチナフィルターをエアフィルターとして採用。また、KA-H80DX/60DXでは「抗菌ロータリー気化フィルター」「抗菌ガラス」「抗菌タンク」「抗菌タンクキャップ」などが採用されており、清潔性もアップしている。抗菌ロータリー気化フィルターには非水溶性の抗菌剤が採用されており、水洗いするだけで、4年間使用可能だ。
空気清浄機の最大風量は、CAF-KH5が最大3.5m3/分、CAF-H4が5.1m3/分、CAF-H3が3.5m3/分となっており、それぞれ、16畳/23畳/16畳までの広さの部屋に対応する。フィルターは、プレフィルター、HEPAフィルター、脱臭フィルターが使用される。なおCAF-H4のみ、抗菌効果の高いプラチナHEPAフィルターを採用する。HEPAフィルターは、プレフィルターを通り抜けてくる埃などを掃除機で吸い込む程度で、ほぼ、機器の寿命程度は効果が持続するが、交換用としても販売される(CAF-H5用は4,410円、CAF-H4用は9,450円、CAF-H3用は4,830円)。また、3機種とも、脱臭フィルターは、水洗いすることで、機能が回復するようになったが、破損時などのため、こちらも交換部品として販売される。価格はすべて2,940円。