Stradaシリーズを展開するパナソニック オートモーティブシステムズは21日、2DINタイプのHDDナビゲーションシステム「CN-HW830D」「CN-HW800D」の2機種を発表した。発売は9月12日で、価格はCN-HW830Dが24万9,900円、CN-HW800Dが23万9,400円。
CN-HW830D/800Dは、7V型液晶画面を装備する、AVナビゲーションシステム。同社でリリースしているAVナビとしては、ハイエンドモデルの「Fクラス」シリーズに続く、ミドルクラスのモデルということになる。新モデルの最大の特徴となっているのが、同社のミドルクラスのAVナビとしては初めて、WVGA液晶ディスプレイを採用した点。従来の700シリーズでは、480×234画素のWQVGAディスプレイが採用されていた。
また、ディスプレイの高精細化に伴い、UIも変更、Fクラスと同様の「新・簡単ツートップメニュー」が採用された。ナビゲーション機能もFクラスとほぼ同じものとなっている。たとえば、交差点表示では、交差点から距離があるときには3D表示、間近に迫ったときには2D表示に切り替わる。また、駐車場の位置情報表示機能も新たに搭載された。
映像面では、12セグ/1セグの地上デジタルチューナーを搭載。VIERAシリーズなどにも採用されているPEAKSプロセッサーも採用されている。ただし、Fクラスとは異なり、2アンテナ/2チューナー構成(Fクラスは4アンテナ/4チューナーに対応)。また、SDオーディオにも対応しており、D-snapなどとの連携も可能だ(Podの接続も可能)。
CN-HW830DとCN-HW800Dの違いは、CN-HW830DにのみBluetoothユニットが内蔵されている点。CN-HW830Dでは、携帯電話のハンズフリー通話や音楽再生などに対応する。また、携帯電話経由で、自宅のネットワークカメラの映像を表示させることも可能だ。
こうなってくると、上位機種であるFクラスとの差が気になるところだが、同社によると、ナビ機能自体は、ほぼ同じレベルになっているとのことで、大きな違いはホーム連携の部分だという。Fクラスのみで可能なホーム連携機能には、ナビ側から、自宅のエアコンのコントロールを行ったり、鍵の状態確認と施錠、デジタルレコーダー「DIGA」シリーズでの予約録画などがある。