Pioneers of the Inevitableは20日 (米国時間)、オープンソースのジュークボックスソフト「Songbird 0.7」をリリースした。対応プラットフォームはWindows XP / VistaとLinux (x86 / x86_64)、およびMac OS X (Intel)。
今回のリリースでは、ユーザインターフェイスを一新。メタリックな外観のスキンをデフォルトに採用、再生状態を表示するパネルの位置が画面上部 / 下部へ変更可能になるなど、カスタマイズ性が向上した。環境設定パネルのレイアウトについても、タブの表示位置を画面左横へ移動するといった変更が加えられている。ドラッグしているアイテムの数をフィードバックするなど、ドラッグ&ドロップの対応も改良されている。
導入を支援するセットアップアシスタントも強化、標準で日本語を含む国際化対応が行われているほか、iTunesライブラリからの移行やインストールするアドオンの選択など、ウィザード形式で作業を進めることが可能になった。
アートワークのサポートも実現。メタデータエディタを利用して楽曲へ静止画を追加 / 削除するほか、再生時に画面左下のエリアに表示できる。スマートプレイリスト機能も追加、アーティスト名などの条件を組み合わせたプレイリストの作成が可能になった。スキャン機能も強化され、ローカルディスクに保存された楽曲を検索するスピードが大幅に向上している。
Songbirdは、MozillaのXUL技術をベースに開発されたジュークボックスソフト。Firefoxと同じHTMLレンダリングエンジンGeckoを搭載、Webサービスと連携した機能を特徴としている。アドオンの機能により、iPodなどのポータブルオーディオとの同期も可能だが、音楽CDからのリッピング / エンコードに未対応など、改良の余地を残している。