三菱自動車は、高いユーティリティで人気の軽乗用車「eKワゴン」「eKスポーツ」について、フロントの意匠変更、エンジン制御の見直しといった改良を行ない、本日より発売を開始した。価格はeKワゴンが92万4,000円から123万9,000円、eKスポーツが127万500円から155万4,000円。

eKワゴン GS

「eKワゴン」「eKスポーツ」は、軽自動車のセミトールワゴンで唯一のインナーレール式電動スライドドアを採用し、多彩な収納性などが好評を博している。今回の一部改良では、フロントフェイスのデザインを一新、エンジン制御を見直し、燃費性能を向上。三菱自動車独自の電装系制御システム「ETACS」も機能を充実させた。また、子育て主婦向けの特別仕様車「マーブルエディション」、助手席が電動で動作する「助手席ムービングシート仕様車」なども、ベース車と同様の変更が施された。

「eKワゴン」は大型メッキグリルにより上質感のある親しみやすいデザインとし、「eKスポーツ」はすっきりとしたシャープなメッキグリルとした。「eKワゴン」の電動スライドドア車(MS、GS)は、撥水加工を施した肌触りのよい生地を、ヒンジドア車はベージュ色のメッシュタイプ生地を採用した。「eKスポーツ」のインパネ中央部には、上質なシルバーのパネルを新たに採用した。「eKワゴン」のボディカラーは、爽やかでエコロジーな雰囲気の「ミントグリーンソリッド」など、全12色が用意される。

エンジン制御の見直しにより、10・15モード燃料消費率は0.2km/L向上した(5MTの2WD車は0.5km/L向上)。また、10・15モード燃費20.0km/Lで、価格も手ごろなグレード「MX」(2WD)を新規に設定した。

ユーティリティ面ではマップランプを全車に標準装備したほか、ETACS機能を強化した。「運転席ドア限定アンロック」は夜間の人気のない駐車場などで乗車する際、運転席ドアのみロックを外し、助手席や後席への不審者等の侵入を防ぐ機能。「セキュリティアラーム」は規定の操作以外の方法で、ドアやボンネットフードを開けようとするとホーンで警告する。「電動格納式リモコンドアミラー制御」はドアミラーを開き忘れて発車しても、車速が30km/h以上になると自動的にドアミラーが展開する機能。「コンフォートフラッシャー」はウインカーレバー1回の操作で3回点滅する。レーンチェンジの際に便利。

eKスポーツ R

マーブルエディション