フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、同社のパサート(Passat)シリーズに、「パサート 2.0TSI スポーツライン」を新たに設定。同時に「パサート V6 4MOTION」、「パサート ヴァリアント V6 4MOTION」の仕様を一部変更し、本日より発売を開始した。価格はスポーツラインが410万円、V6 4MOTIONが492万円、同バリアントが512万円。
「パサート 2.0TSI スポーツライン」は従来の「パサート 2.0T」の後継モデルで、今年5月に発売した「パサート ヴァリアント 2.0TSI スポーツライン」のセダンタイプ。新世代の2.0L TSIエンジンが採用され、燃費(10・15モード)が、従来の10.4km/lから10.6km/lへと向上した。
装備面では、オプションとして人気の高かったバイキセノンヘッドライトとレザーシートを標準装備した。なお同モデルの価格は、装備のアップグレードなどにより「パサート 2.0T」に対し37万円高となる。
パサートシリーズの最上位グレードである「パサート V6 4MOTION」と「パサート ヴァリアント V6 4MOTION」は、装備を大幅にグレードアップした。ドライビング関係では、パドルシフト、マルチファンクションステアリングホイールを採用。また、路面状況や選択したモードに応じてダンパーの減衰力特性を調整する「アダプティブシャシーコントロール"DCC"」が日本初採用となった。
運転補助機能としては、車両前後の障害物との距離を音声やディスプレイで警告する「オプティカルパーキングシステム」や、カメラで後方の映像を映し、車庫入れや縦列駐車のガイドを行なう「リヤビューカメラ"Rear Assist"」をフォルクスワーゲンとして日本で初採用した。また、リヤビューカメラはヴァリアントのみとなる。
AV関連では、ETC車載器や地デジTVチューナーを標準で装備するHDDナビゲーションシステム「RNS 510」を搭載。合わせてiPodやUSBデバイスをRNS 510から操作する「MEDIA-IN」も装備された。MEDIA-INは他モデルにも順次採用される予定。
パサート V6 4MOTIONシリーズの価格は、これら装備の標準採用により、セダンが従来モデルの42万円高、ヴァリアントが46万円高となった。