サン電子は19日、データ通信カードを接続して利用できるモバイルルータ「Roosterシリーズ」の新製品「Rooster-G8.0(SC-RS810G)」を発表した。価格はオープンプライスで、予想実勢価格は5万円程度。9月24日より販売を開始する。
Rooster-G8.0は、イー・モバイルやNTTドコモなどが提供するHSDPA(下り最大7.2Mbps)対応のデータ通信カードが利用可能。本体にはCardBusスロットとUSB2.0ポートを備えており、PC カードタイプやUSBタイプのデータ通信端末を接続できるほか、モデム内蔵のスマートフォンをUSB接続して利用することもできる。
ギガビットイーサネット(1000BASE-T/100BASE-T/10BASE-T)に対応したスイッチングハブを4ポート、メンテナンスポートを1ポート搭載し、ジャンボフレームに対応する。
機能面では、リモートアクセス、VPN(IPsec)、VRRPなどに対応しており、モバイルVPN網の構築も可能。NTTドコモの企業向けリモートアクセスサービス「ビジネスmoperaアクセスプレミアム」「ビジネスmoperaアクセスプロ」もサポートする。ビジネスmoperaアクセスプレミアムでは、オープン/クローズ接続およびIP着信が利用可能。
本体サイズは165(H)×128(D)×38(W) mmで、重量は300g(本体のみ)。対応機種は、イー・モバイル、NTTドコモ、ウィルコム、ソフトバンクモバイル、KDDI、IIJなどが提供する各種端末。今後アッカ・ネットワークスの製品にも対応する予定だという。