ナショナルアプライアンスマーケティングは20日、同社独自の「nanoe(ナノイー)」を搭載した加湿空気清浄機「うるおいエアーリッチ」(F-VXD50/40)を発表した。また、空気清浄機「F-PXD50」と「F-PJD35」、ハイブリッド式加湿機「FE-KXD07/05」も同時発表した。発売は9月1日で、価格はオープン。推定市場価格はF-VXD50が5万5,000円前後、F-VXD40が4万8,000円前後、F-PXD50が4万5,000円前後、F-PJD35が3万5,000円前後、FE-KXD07が2万8,000円前後、FE-KXD05が2万5,000円前後。

ステージ上では、全6機種が披露された

テーマは「美」

F-VXD50/40の3つの特徴

F-VXD50/40は、同社独自の「nanoe(ナノイー)」を搭載した加湿空気清浄機。ナノイーとは、水に包まれている電気を帯びたイオンをいう。長寿命で微細なため、部屋の隅々に拡散して空気中の菌やウイルスを抑制。繊維の奥まで浸透して、染み付いた臭いを脱臭する効果も持つという。また新開発の「対向ドーム型電極」によって、肌表面の皮脂膜を親和化し、ナノイーの特徴である"うるおい美肌"効果がアップした。

さらに、室内にある「ハウスダスト」や「臭い」などの空気中の汚れに応じて集塵、脱臭する「気流ロボット」機構を強化。ハウスダストなどが最も溜まりやすい床上30cm付近に対する汚れの除去性能を高めるため、本体下部にある吸い込み口の開口面積を従来製品の1.2倍に拡大。吸引量が約2倍に向上した。

気流ロボットの仕組み

開口面積の拡大によって吸引量が2倍に

また、加湿機部分では10年間交換不要の新開発「フュージョンフィルター」を採用。立体構造で編み物状の素材となっているフィルターを、加湿トレー(水槽)上で回転させることにより、多くの水を吸い上げて効率よく加湿を行なう。網目は多孔状になっているため、月に1回の押し洗いのみで目詰まりによる加湿力の低下を抑制。これにより、10年間(120ヶ月)機能を維持することが可能だという。加えて、フィルターに同社独自の機能材を採用。花粉やダニの糞や死がいなどのアレル物質の活動抑制に効果があるという「スーパーアレルバスター」や、カビ菌や浮遊菌を除去するという「バイオ除菌」などの機能材が添着されている。カラーはF-VXD50がシルキーホワイト、ブライトシルバー、ロゼの3色。F-VXD40がシルキーホワイト、ロゼの2色を展開。

同時発売の「F-PXD50」は、ナノイーと気流ロボットを搭載した空気清浄専用のタイプ。カラーはシルキーホワイト、ブライトシルバーの2色を展開。「F-PJD35」は、ナノイーのみを搭載した廉価版の空気清浄機。カラーはシルキーホワイトとエレガントレッドの2色。「FE-KXD07/05」は、ナノイーと10年間交換不要の加湿フィルターを搭載したハイブリッド式加湿機。カラーはブライトシルバーのみ。