富士通は20日、5.6型ワイド液晶を搭載したウルトラモバイルノートPC「FMV-BIBLO LOOX U」シリーズに、小型デバイス向けインテル・プラットフォーム「Menlow」を採用した「FMV-BIBLO LOOX U/B50」を発表した。価格はオープンだが、予想実売価格は13万円前後。29日に販売を開始する予定。
FMV-BIBLO LOOX U/B50はデザインが一新された。全体的に黒が基調となっており、天板にスタイリッシュなライン柄を施している。CPUには、低消費電力(約2.5W)を実現し、HTテクノロジーに対応したIntel Atom Z530(1.6GHz)を搭載。また、130万画素Webカメラを搭載している。
従来モデルからの変更は、解像度がWSVGA(1,024×600)からWXGA(1,280×800)になり、従来比約1.6倍の情報量を表示できるようになった点。また、キーの数を56キーから68キーに増やしたことで、キーボードの操作性が向上している。[BackSpace]キー、[Delete]キー、カーソルキー、[Tab]キー、[Fx]キーを独立させ、[Enter]キーのキーピッチを拡大している。
また、予測変換機能を備えた手書き入力補助ソフト「らくらく手書き入力」により、ペン入力が行いやすくなっている。さらに、デスク利用、モバイル利用がしやすいように、ケンジントンロックやストラップ穴を備えている。
仕様は、チップセットがIntel System Controller Hub、メモリが1GB PC2-4200 DDR2 SDRAM(最大1GB)。ストレージが60GB HDD。その他の機能は、IEEE802.11a/b/g/n draft対応無線LAN、Bluetooth Ver2.1+EDR準拠、100BASE-TX/10BASE-T有線LAN、USB 2.0、メモリーカードスロットなど。
OSはWindows Vista Home Premium with SP1がプリインストールされている。
本体サイズは171(W)×135(D)×26.5~33(H)mm、重量は約565g(バッテリパック搭載時)。バッテリ駆動時間は内蔵バッテリパック搭載時が約5.3時間、内蔵バッテリパック(L)搭載時が約11.1時間。
(井上達矢 / デジタル・コンテンツ・パブリッシング)