ソフトバンクモバイルは19日、カシオ計算機より携帯電話端末の供給を受けることで合意したと発表した。端末の開発・製造はカシオ計算機と日立製作所との合弁会社である、カシオ日立モバイルコミュニケーションズが行う。今回の件については、8月5日に開催されたソフトバンク決算発表会の席上、孫正義社長が言及していた。ソフトバンク初となるカシオ計算機製端末は、年内に販売を開始する予定。

カシオ計算機は、これまでCDMA2000方式の端末をKDDIや韓国LG Telecom、米Verizon Wirelessなどに供給してきた。また、2005年12月に米QUALCOMMとW-CDMA方式を含むすべての3G通信規格についてライセンス締結を行い、W-CDMA端末の供給が可能な状態となっていた。

(吉川英一/K-MAX)