フィンランドNokiaは19日(現地時間)、プレミアム携帯電話ライン「Nokia 8800」の最新機種「Nokia 8800 Carbon Arte」を発表した。素材にカーボンファイバーを採用、パフォーマンスと光沢を演出したデザイン携帯電話で、画面を下にして置くとマナーモードになるセンサー機能などもある。予想価格は1,100ユーロ。2008年第3四半期に主要市場で販売を開始する。

Nokia 8800 Carbon Arte

Nokia 8800はNokiaの高級デザイン携帯電話ラインで、3G対応としては昨年11月に発表した「Nokia 8800 Arte」「Nokia 8800 Arte Sapphire」の2機種がある。今回の8800 Carbon Arteは"Arte"の名が入る3機種目の携帯電話となる。

最新機種では、スライド式のフォームファクタや重量感など8800の伝統を引き継ぎつつ、サウンドトラック、壁紙などCarbon Arte限定コンテンツを盛り込んだ。

外観は、カーボンファイバー、チタニウム、ガラス、ステンレススチールなどの素材を組み合わせ、時代を超えたスタイルや質感を出した。これらの素材が用いられている家具、スポーツカー、航空機などに着想を得たデザインで、ユニークなトーン、テクスチャなどを通してモダンな感触を演出したという。中でも製品名であるカーボンファイバーは、超軽量かつ高い強度を特徴とする炭素繊維素材。3次元パターンを刻み込むことで、同素材の持つパフォーマンスと光沢を表現した。

指紋がつきにくいコーティングを施し、メタルやガラスの曇りを防ぐ外装で、端末を軽くたたくと画面に時計が表示されるタップ機能、着信時に画面を下にして置くとマナーモードになるセンサー機能もある。

オートフォーカス対応3.2メガピクセルカメラを搭載した。メイン画面は有機ELディスプレイを採用、画面の背景は有機的に変更し、オリジナル感を出すという。

音楽機能では高音質で音楽を楽しめるほか、タッチ対応ボリュームコントロール付きBluetoothヘッドセットを同梱した。内蔵メモリは4GB。オールインワン型microUSBコネクタを備えた。

Bluetoothヘッドセットのほか、専用のデスクスタンドと皮製キャリーケースも同梱されている。