23日に公開される映画『ラストゲーム 最後の早慶戦』のイベント試写会が18日、都内で行われ、主演の渡辺大、原田佳奈らがゲストとして登場した。

写真左から、神奈月、渡辺大、原田佳奈、はなわ

同作は1943年、第2次世界大戦勃発によって東京6大学野球が廃止され、"戦前最後の早慶戦"といわれたゲームとその選手たちを描く物語。この日、"野球つながり"ということで新庄剛志(元・日本ハムファイターズ)を真似る神奈月と、松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)に扮したはなわもサプライズ・ゲストとして登場した。

父親そっくりの渡辺大

早大野球部員・戸田順治を演じる渡辺は「撮影後、演者と一緒に酒を飲み交わしていると、なぜか早稲田と慶応のメンバーが別れて飲むようになるんです。撮影中も、早稲田は早稲田、慶応は慶応で固まっちゃうんですよね。そこが面白かったです」とこの映画の撮影エピソードを語れば、「大学生、社会人になって思うことは、だんだん9人が集まってプレイできなくなっていく。(中学時代の野球部の経験を通して)本当に心から、気持ちだけで通じ合える連帯感というのは、野球以外のスポーツでは味わえないんじゃないかなって思いますね」と、自らの野球人生を振り返った。

また、原田は「父と同じように原監督が大好きですね」と語ると、前述のモノマネ・ゲストはステージを一度去り、神奈月が原監督に、はなわが東国原宮崎県知事に扮して登場。会場を時にヒンヤリと、ときに熱く盛り上げ、渡辺も若干、困惑気味? だった。

五輪日本代表のユニホーム姿で記念撮影。神奈月とはなわは最後までマイペース

また、渡辺は「ちょうど今、父(渡辺謙)が日本にいるんです。『チケット買って見に行くよ』って言ってくれました。何本か互いに(出演作品を)見ているので、どう評価してもらえるのか。怖さ半分ワクワク半分ですね」と笑顔で語った。