μ1060 ※シルバー

オリンパスイメージングは19日、小型でスタイリッシュなボディに高倍率ズームレンズを搭載したμシリーズの最上位モデル「μ1060 (ミュー1060)」と、簡単に操作できる「CAMEDIA FE (キャメディア エフイー)」シリーズの最新モデルとして「CAMEDIA FE-370」、「CAMEDIA FE-360」の3機種を発表した。発売は、FE-370と FE-360が28日、μ1060のシルバーとピンクが30日、ホワイトとエメラルドグリーンが9月6日。価格はオープン。推定市場価格は、μ1060が4万円前後、FE-370が3万円前後、FE-360が2万円前半。

μ1060 ※ピンク、ホワイト、エメラルドグリーン

「μ1060」はμシリーズの最上位モデルで、「μ1020」の後継機にあたる。93.7(W)×56.4(H)×25.1(D)mmという薄型コンパクトなボディながら、35mm判換算37~260mmの7倍ズームを搭載しているのが特長。CCDシフト式の手ブレ補正機能も装備する。ボディサイズはμ1020よりもさらに小型化された。

撮像素子は1/2.33型有効1000万画素とほぼ同じ(μ1020は1/2.33型1010万画素)。液晶モニターは2.7型から3.0型へと大型化された。モニターのドット数は約23万ドットで変わらない。また、通常撮影での撮像感度は従来と同じ最高ISO 1600だが、高速連写などモードによってはISO 1600、ISO 3200といった高感度での撮影が可能になった。ISO 3200撮影時は画素数が約300万画素に制限される。

μ1060 背面

μ1060 上面

また、今回追加された機能では、自動的に撮影シーンを判別して最適な設定にするシーン判別機能「おまかせ♪AUTO」がある。従来のAUTOではモードでは撮影しづらいシーンでも、フォローできるとしている。また、人の顔を検出してピントを合わせるとともに、顔や背景の明るさをコントロールする「フェイス&バックコントロール」も進化し、検出人数が3人から16人に増えた。内蔵メモリは約41MBを搭載。記録メディアはxDピクチャーカードだが、MicroSDアタッチメントが同梱されるため、MicroSDカードも使用できる。撮影可能枚数は約170枚(CIPA規格)。シャッターボタンを半押し状態から記録しはじめる「プリキャプチャムービー」機能、操作部のアイコンが光るイルミネーションボタンを搭載する。ボディカラーは、シルバー、ピンク、ホワイト、エメラルドグリーンの4色。

「FE-370」と「FE-360」はエントリークラスのデジタルカメラ。それぞれ「EF-330」、「EF-320」の後継機にあたる。電源に単3形電池を使用する「EF-310」は継続される。

FE-370

FE-370 背面

FE-370 上面

FE-370は5倍ズームレンズ(36~180mm相当)、CCDシフト式手ブレ補正機構などが特長。ボディサイズはFE-370よりも小型化された。撮像素子は有効800万画素1/2.35型CCD、モニターには23万ドット2.7型液晶を採用。新しい機能は、μ1060同様の「おまかせ♪AUTO」、最大16人まで認識する顔検出、最高ISO 3200の高感度撮影などがある。ボディカラーはシルバー、ブルー、ピンクの3色がラインアップされる。

FE-360

FE-360 背面

FE-360 上面

EF-360は36~108mm相当の3倍ズームレンズ、有効800万画素1/2.35型CCDの低価格モデル。モニターは15.4万ドット2.5型と、EF-320の約15万ドット2.7型からサイズダウンしている。撮像感度も高感度モードは搭載せず、最高でISO 1000となっている。