阿部秀司原作の人気コミックの劇場版『エリートヤンキー三郎』(2009年春公開)の製作会見が14日、都内で行われ、出演者の石黒英雄、板倉俊之(インパルス)、山本ひかる、小沢仁志、小沢和義、なだぎ武(ザ・プラン9)、竹内力、監督の山口雄大が出席した。

前列左から山本ひかる、石黒英雄、板倉俊之。後列左から山口雄大監督、竹内力、なだぎ武、小沢仁志、小沢和義

2000年から『週刊ヤングマガジン』(講談社)で連載されて以来、累計450万部が発行されるなど絶大な人気を誇っている阿部秀司原作の『エリートヤンキー三郎』は、2007年に実写版の連続ドラマ(テレビ東京系)が放送されて大きな話題を呼んだのに続き、今回映画化が実現。テレビシリーズでは描けなかったシーンをふんだんに盛り込むなど、劇場版ではテレビシリーズから更にスケールアップしている。

主役の三郎役を務めるのは、テレビシリーズに続いてお馴染みのイケ面俳優、石黒英雄。自身、本作が記念すべき映画初主演となる。「映画化が決まってびっくりしました。今回は、体力、精神勝負になると思いましたので、クランクインまで入念に準備をしましたよ」と同作に賭ける意気込みを熱く語った。また、板倉俊之、小沢仁志、小沢和義らテレビ版と変わらない強力なキャスト陣に加え、劇場版ならではの豪華ゲストも出演。その筆頭格である"Vシネマ界の帝王"竹内力は「今回は鬼刑事役。CGをふんだんに使って今の若者たちに受けるような仕上がりになっていますので、是非ご覧になって下さい」とベテランらしいアピールも。なだぎ武も「自分と正反対のキャラクターで出来るか不安でしたか、現場では楽しくやらせて頂きました」と撮影を振り返り、"エリートヤンキー"にちなんで武勇伝は? との問いには「僕の武勇伝はある意味、友近を彼女にしたことじゃないですかね。それに尽きると思います」と笑わせていた。