繰り返し
条件によって実行する文を選択するif文やswitch文を使うことで、プログラムを状況に応じて変化させることができるようになりました。これに加えて、特定の文を何度も繰り返して実行する反復処理を用いることで、プログラムの表現力が大きく広がります。反復処理は、大量のデータを順に処理しなければならない場合などで利用できます。
特定の文を何度も繰り返し実行する反復には、繰り返し文を使います。いわゆるループを実現するもので、ループ本体と呼ばれる繰り返し対象の文を、条件が満たさせるまで何度も実行します。繰り返し文には、while文、do文、for文が該当します。
* while 文
* do 文
* for 文
もっとも頻繁に使われている繰り返し文はfor文です。知名度の高さでもfor文が圧倒的で、次いでwhile文、do文が使われる傾向にあります。一般にはfor文が使われますが、while文はfor文よりもシンプルなので、反復処理の学習にはfor文よりも適しています。do文を使ったコードは、滅多に見かけることはありません。
Visual C++ 2008 Express Editionのインストールや設定方法については「ゼロからはじめるC言語 - 環境構築編」を参照してください。