富士フイルムは、撮影シーンを自動で認識し、最適な条件で撮影する「シーンぴったりナビ」や、顔検出機能「顔キレイナビ」を搭載したコンパクトデジタルカメラ「FinePix F60fd (ファインピックス F60fd)」を8月23日より発売する。価格はオープンだが、推定市場価格は3万7,000円前後。
「F60fd」は、FinePixの中でも高画質や高機能に注力した「F」シリーズの最新モデルであり、「F50fd」の後継機にあたる。FinePix誕生10周年の記念モデルでもあるF100fdは引き続き販売される。
新機能としては、カメラを被写体に向けるだけで、被写体までの距離、明るさ、被写体が人物かどうかなどを検出し、自動で撮影シーンを選択する「シーンぴったりナビ」を搭載すること。判別するシーンは、「人物」「風景」「夜景」「マクロ」の4種類が用意されている。「人物」では、横顔や斜め顔、上下逆向きの顔も検出する「顔キレイナビ」と連動し、ピント、露出、ホワイトバランスを最適化する。なお、「Z200fd」で話題になった「恋するタイマー」は搭載されていない。
CCDシフト方式の手ブレ補正機能のほか、フル画素で最高ISO 1600、制限付きでISO 3200(600万画素)、ISO 6400(300万画素)の高感度撮影により手ブレと被写体ブレを防ぐ。AUTOモードは最高感度をISO 1600、800、400から選択できる。
撮像素子は有効1200万画素1/1.6型スーパーハニカムCCD。35mm換算で35~105mm相当の光学3倍ズームレンズ、23万ドット3型液晶モニターを搭載する。プログラムAE、シャッタースピード優先、絞り優先の露出モード、最大秒5コマ、連続12枚の連写モード、秒10コマの高速再生機能などを備える。記録メディアはxDピクチャーカードとSDメモリーカード(SDHC対応)のデュアルスロットで、内蔵メモリーは約25MB。撮影可能枚数は約230枚(CIPA規格)。高速赤外線通信機能にも対応する。サイズは92.5(W)×59.2(H)×22.9(D)mm(突起部除く)、重量は163g(本体のみ)。ボディカラーはシルバーとブラック。