2008ABC夏の高校野球・統一テーマ曲『夏はこれからだ!』を歌う"福耳"のメンバー、秦基博とMICRON'STUFFのSHIGE、MUNEYOSHI、GEJIがこのほど、熱戦が繰り広げられている甲子園球場を訪れ、高校野球を初観戦した。
杏子、山崎まさよし、スガシカオら16名のアーティストからなるスペシャルユニット・福耳が歌う『夏はこれからだ!』は、ABCテレビ・テレビ朝日系で放送中の大会中継や『熱闘甲子園』などの関連番組でオンエアされ、今夏の高校野球を盛り上げている。この曲で秦は、大橋卓弥(スキマスイッチ)、元ちとせと共にボーカルを、MICRON'STUFFはラップを担当しているとあり、今年の大会には思い入れも深いという。そんな彼らが観戦したのは、8日に行われた1回戦第1試合「菰野(三重)vs.仙台育英(宮城)」の一戦。甲子園で高校野球を観るのは初めてという4人は、生で味わう球児たちの気迫溢れるプレーや、応援団の熱気に感激しながら試合を楽しんでいた。
観戦後、感想を語った秦は「生の迫力を感じました。球児たちの球が速く、肩も強いことに驚きましたが、それでいてテレビで見るよりも球児たちがかわいいというか、幼いなぁというのが実感です」とコメント。かつてはリトルリーグでならした"野球少年"だったというだけに「甲子園は夢に見ていたので、その雰囲気を少しでも感じられたのがうれしかった」と初観戦の感激もひとしおのようで、「勝っても負けても、この場にいることがそれだけでスゴイことなんだと、甲子園に来て改めてわかりました」と感慨深げだった。MICRON'STUFFの面々も、それぞれに甲子園のムードを満喫した様子。SHIGEは「球児たちのがんばっている姿が励みになったし、パワーをもらえた。甲子園のカレーもめっちゃおいしくて、ここからもパワーをもらいました!(笑)」、MUNEYOSHIは「神聖な雰囲気と、一瞬一瞬の緊張感を味わえて楽しかった」、GEJIは「観客の応援団も一生懸命で、青春している姿をうらやましいと感じた」と感想を話していた。
また、選手や応援団のひたむきで熱い姿を目の当たりにし、テーマ曲のタイトル『夏はこれからだ!』という言葉が「改めてリアルに感じられた」と秦。"僕らどこまでだってゆける いつまでだって飛べる…"という、球児たちを励ますような、前向きな歌詞が印象的なこの曲について秦は「歌に込められた自分たちのメッセージが、球児や高校野球を応援している人たちに伝わるといいなと思う」と、SHIGEも「甲子園に来てみて、曲の歌詞の深さを感じました。歌詞は恋愛を描いていますが、恋愛も野球も、人生は一度しかない勝負。みなさんに曲の熱い思いや情熱、さわやかさが伝えていけたら」と語り、歌にかける思いを新たにしているようだった。