京王電鉄は8日、電車型玩具「くるくるくる~ん6000系TAMA ZOO TRAIN」を発売した。価格は700円で、販売個数は5000個限定。販売場所は、多摩動物公園駅下車すぐの「京王れーるランド」のみ。

動物ラッピングシールもついている

同商品は、京王電鉄の6000系電車の先頭車両をモチーフとしたデザインで電動自走式。壁に当たるなど前に進めなくなっても自動的に方向転換して走り続けるという。京王6000系は1972年にデビューした通勤型車両だ。京王電鉄としては初めて車体長が20mになった大型車で、先頭車の正面窓が左右非対称。現在も京王線、多摩線などで活躍中、動物園線では片側5扉仕様の車両が使われている。都営地下鉄新宿線との相互乗り入れをきっかけに製造されたため、京王線の新時代を拓いた電車としてファンに親しまれているという。ただし、老朽化と京王線のバリアフリー化に対応するため2010年度までに廃止される見込みのため、今後は鉄道ファンからいっそうの注目を集めるといえよう。

なお、発売場所の京王れーるランドは京王動物園線多摩動物公園駅に隣接しており、電車で出かける場合は実物の6000系にも乗車できる。また今回発売の商品には、動物のラッピングシールが付属しており、動物園線仕様に加工できる。同所には京王線沿線を再現した大型のNゲージ鉄道模型レイアウトやプラレールコーナー、ビデオシアターなどがあり、入場無料。

発売場所の京王れーるランド。大きなNゲージ鉄道模型レイアウトやプラレールも