東京・お台場にある、トヨタの無料自動車アミューズメント施設「メガウェブ」では、現在、ヒストリーガレージで「自動車専門雑誌とヒストリックカー展」を11月16日まで開催中だ。無料で入場可能で、11時から21時まで開館している。今回、その展示の様子を取材することができたのでお届けする。
今回のイベントは、30を越える自動車専門雑誌の編集長がヒストリーガレージ所蔵のヒストリックカーと20世紀に登場した車から、それぞれ1台選ぶというもの。そしてヒストリックカーに関しては、その車の横に、編集長のコメントと顔写真が載ったパネルが展示されている。さらに、そこには編集長がどれだけ衝撃を受けたか、また愛してやまないか、はたまたどれだけ時代としてエポックメーキングだったかなどが述べられている。また、編集長が担当雑誌の特徴や編集方針も掲載。車雑誌を買うのに迷っている人も、これによって自分好みの1冊を選べるという趣向だ。
今回の企画に参加したのは31誌。50音順で、以下の通り。Active Vehicle、アメ車 MAGAZINE、af imp、オートメカニック、Old-timer、OPTION、OPTION2、CAR and DRIVER、CAR GRAPHIC、CAR STYLING、CARトップ、CAR BOY、CAR MAGAZINE、カスタムCAR、ガレージライフ、月刊自家用車、GENROQ、XaCAR、G-ワークス、STYLE WAGON、Tipo、Daytona、DRIVER、NAVI、ノスタルジックヒーロー、ビップカー、ベストカー、ホリデーオート、ル・ボラン、Racing On、ROSSO。新車や人気車種などのスクープや試乗レポートを掲載した王道的な雑誌から、レース、メカニックに注目したもの、チューニングもの、デザインに注目したものまで、実に多岐に渡る。ちなみに、これでもクルマ関連の雑誌はすべてを網羅しているわけではない。いかに、クルマが巨大産業で多くの人が関わっているか、こうした切り口からでもわかるというものである。
そして、今回展示された車種は、全21台。エリア別に紹介する。メインスペースに展示されていたのが、アルファロメオ ジュリア スパイダー(66年)、トヨタ ソアラ(MZ11型:81年)、トヨタ2000GT(MF12型:67年式)、ロータス エランS4(72年)の4台だ。ちなみにここには、もうひとつの「自動車専門誌 編集長が選ぶ20世紀の名車1台」のパネルも展示されている。選ばれたクルマの中で実際に展示されているのは、トヨタのハイブリッドカープリウスだけだが、そのほかは複数がミニカーで展示された。