電気通信事業者協会(TCA)は7日、7月の携帯電話・PHS契約数を発表した。iPhone 3G発売で注目を集めるソフトバンクモバイルが、他社を2倍以上と大きく引き離して15カ月連続の純増数首位を獲得した。

夏商戦が始まった7月だが、注目はなんといっても7月11日に発売されたソフトバンクのiPhone 3G。各地で大きな盛り上がりを見せ、品薄が続いていたが、予想通り新規契約数を押し上げた。ソフトバンク広報もiPhone効果を認めているが、iPhone 3Gの具体的な契約数などは公表していない。なお、ソフトバンクが7月18日からサービスを開始したダブルナンバーの契約数は1,300契約だった。

それに対してKDDIは17,000契約増にとどまり、2カ月連続で純増数4位となった。6月はプリペイド契約の大量解約があったが、7月は2万弱の減少にとどまっており、6月に比べると持ち直した形だ。

携帯電話全体の累計では39万1,500契約増の1億403万9,900契約。純増数首位はソフトバンクで21万5,400増を獲得。2位はNTTドコモで、94,200増。3位はイー・モバイルの65,000増、4位はauで1万7,000増だった。なお、ドコモの2in1契約は68,200契約増で累計37万2,100契約となった。

グループ 純増数 累計
NTTドコモ 94,200 53,722,800
KDDI(au) 17,000 30,321,900
ソフトバンクモバイル 215,400 19,327,100
イー・モバイル 65,000 668,100
携帯電話総計 391,500 104,039,900

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービス(イー・モバイル除く)についての純増(減)が以下の通り含まれる。

グループ 純増数のうち
プリペイド契約 通信モジュール
NTTドコモ -200 10,300
KDDI(au) -19,700 15,400
ソフトバンクモバイル -17,400 14,800
イー・モバイル 600 -

PHSでは、ウィルコムが2,100契約増となり、PHS全体では461万6,900契約だった。

グループ 純増数 累計
ウィルコム 2,100 4,616,900
PHS総計 2,100 4,616,900