両隣にNECと富士通と言う場所にブースを構えたHuawei Technologies(出展者名は華為技術日本)は、データ通信用端末とインフラ設備を中心とした展示を行っていた。
世界中で採用されるデータ通信端末
Huaweiブースで目立ったのは、世界各国の通信事業者で販売されているUSBデータ通信端末のモックアップの展示だ。担当者は、「ベース端末を各国の通信事情に合わせて納入出来ることが我々の強みです」と語っていた。
ブースには、世界で展開しているデータ通信端末も展示されており、中にはHSPA(HSDPAとHSUPA)に対応した端末や、更にそれにヨーロッパを中心に普及しているデジタルモバイルテレビ規格であるDVB-T Mobile(日本で言うところの「ワンセグ」に相当)に対応したチューナーを内包した端末などが展示されていた。また、USBモデムをつないで使う無線LANルーターやHSDPA通信機能を内包したルーターなど、日本ではあまり見られない通信機器も展示されていた。
HSPAとDVB-T Mobileに対応したデータ通信端末、"E510-USB TV Modem" |
USBモデムをつないで使うコンパクトな無線LANルーターも参考出展されていた。担当者は、HSDPAルーターと併せて「日本でもぜひ出したい」との事である |
LTEやWiMAXで日本市場へ
ブースの奥では、LTEやWiMAX用の通信設備の展示が行われており、通信関係者の熱心な視線を集めていた。
近くには、Super3G(LTE)のデモンストレーションを行っているNTTドコモのブースもあり、HuaweiのLTE・WiMAXへの取り組みに関心を持つ関係者が多かったようで、Huwaeiブースを訪れて担当者の話を熱心に聴く姿も多数見受けられた。
(井上翔/K-MAX)