リンクスインターナショナルは、Windows Vista対応のIR液晶ディスプレイを搭載した静音設計のAntec製メディアセンターPCケース「MICROFUSION REMOTE350」を8月16日に発売する。価格はオープンだが、予想実売価格は3万円前後。

MicroATXケース「MICROFUSION REMOTE350」

筐体内を2つに区切ったデュアルチャンバー構造を採用している

MICROFUSION REMOTE350は、メディアセンターアプリケーションと連動する液晶ディスプレイとヘアライン加工が施されたアルミフロントベゼルを採用し、Windows Vista/MCEに対応した赤外線リモコンレシーバーを搭載したMicroATXケース。液晶ディスプレイでは、システム情報、メディア情報、グラフィックイコライザーが表示されるだけでなく、新着メール通知機能、ニュース・地域情報表示機能などが利用できる。

ケースの高さは120mmと薄型で、筐体内部はマザーボードチャンバーとHDDチャンバーを分離した2部構造が採用されている。デュアルチャンバー構造で各チャンバーからの熱と騒音を遮断するほか、電源ユニットは外気を直接吸気する設計になっていて、高い静音性と冷却効率を実現している。また、マザーボードチャンバーとHDDチャンバーに1,500rpm~2,600rpmの3段階に回転数調整ができる80mm角TriCoolファンをそれぞれ2基と1基搭載してスムーズな排熱を促し、さらにはCPU付近のエアフローを付属のCPUエアガイドで最適な状態に管理している。このほか、筐体とトップパネルの接地面には密着性を高め、振動や共振を防ぐノイズ防止シートとゴムグロメットを採用している。

電源は、アクティブPFC常時80%以上の変換効率を実現した80 PLUS認証の350W電源を搭載。過電圧保護、短絡保護、不足電圧保護、過電力保護といった各種保護回路が内蔵されている。

本体サイズは390(W)×410(D)×120(H)mm、重量は7.14kg。ベイ数は、5インチベイ×1、3.5インチシャドウベイ×1。拡張スロットはロープロファイル×4。フロントポートは、USB 2.0×2、eSATA×1、Audio in/out×1。Antec Quality 3年間保証が付属する。