Mozilla Labsは4日、Mozillaプロジェクトの製品やWeb全般について意見を公募するプロジェクト「Concept Series」を発表した。応募に際して資格などの制限はなく、ソフトウェアエンジニアやプログラマ以外の参加も可能であり、Mozilla Labsでは多数の参加を呼びかけている。
Concept Seriesで募集される内容は、「アイデア」と「モックアップ」、「プロトタイプ」の3種類。このうち「アイデア」は、概念やインスピレーション、夢やビジョンについて、文章や箇条書きの形式でまとめたもの。技術的である必要はないが、誰にでもわかりやすくWebの未来を思い描ける内容が求められる。「モックアップ」は、発想を画像やスケッチ、映像など視覚的に表現したもの。「プロトタイプ」は、HTMLやFlashなどの技術を用い、発想を実際に触れて利用できる形式にまとめたものとされる。
応募方法は個人の裁量に任されるが、アイデアならば応募者のブログに、モックアップの画像ならばFlickrなどの写真共有サイトに、プロトタイプならば応募者のWebサイトにアップロードし、「mozconcept」のタグを付けてMozilla Labsが設置した掲示板で議論することが推奨されている。ただし、アイデアとモックアップにはCreative Commonsライセンス、プロトタイプにはMozilla Publicライセンス (MPL) を適用しなければならない。