英Sony Ericssonは4日(現地時間)、来年初めに公開予定の007シリーズ最新作『007/慰めの報酬(007 Quantum of Solace)』で主人公が利用するCyber-shot携帯電話「C902 Cyber-shot Titanium silver edition」を限定発売すると発表した。今年第4四半期に一部地域で発売する。
C902は、同社が今年2月に発表した最新のCyber-shot携帯電話。7月に欧州などの主要市場で販売を開始している。映画では、俳優のDaniel Craig氏が演じる主人公James Bondが、同機種のチタニウムエディションを利用する。
C902は、サイズ108×49×10.5mm、重さ107gの薄型・ストレートタイプの携帯電話。3G/HSDPAをサポートする。
カメラ機能としては、2.5倍デジタルズーム対応5メガピクセルカメラを搭載、カバーをスライドするとカメラ機能がすぐに起動する。顔検出機能、オートフォーカス、手振れ防止、カメラ利用時に画面に表示されるイルミネーションタッチキーなどを特徴とする。映画の中では、Bondが顔検出機能を利用して撮影した写真をMI6に送るシーンがあるという。
このほか、メディアプレイヤーなど音楽、Web、電子メールなどの機能もある。
内蔵メモリは160MBで、約100枚の静止画を保存可能。付属のMemory Stick Microにより最大8GBまでメモリを拡張できる。
今回の限定版には、オリジナルコンテンツとして、本体にウェルカムメッセージ、スクリーンセーバー、壁紙、『007/慰めの報酬』予告編などがプリインストールされている。Memory Stickにも、インタビューなどおまけの映像、5種類の壁紙、1種類のスクリーンセーバー、「Top Agent」ゲームなどのコンテンツが含まれているという。
『007/慰めの報酬』はシリーズ第22作目となり、米国では2007年11月に公開予定。日本での公開は2009年1月の予定だ。Sony Ericssonは、前作『007/カジノロワイヤル(007 Casino Royale)』でも、Bondに「K800i Cyber-shot」を提供している。
C902 Cyber-shot Titanium silver editionは今年第4四半期、期間限定で発売される。価格は未定。