ジャストシステムは5日、Windows Mobile搭載端末向け日本語入力システム「ATOK for Windows Mobile」を発表した。発売は9月30日で、同社直販サイト「Just MyShop」では9月17日から予約を受け付ける。同サイトではパッケージ製品が5,565円、ダウンロード製品は5,040円となっている。
ほかのATOKシリーズ単体製品を登録しているユーザーは同サイトのみで販売される割引されたAAA優待版が購入できる。AAA優待版の価格はパッケージ製品が3,990円、ダウンロード製品が3,465円。法人向けは、1ライセンスあたり4,410円となる。
「ATOK for Windows Mobile」画面 |
ATOK for Windows Mobileはこれまで発売されていた「ATOK for PocketPC」に続く製品で、Windows Mobileを搭載したPDAやスマートフォン向けの日本語入力システム。AI推測変換エンジンを搭載し、予測・推測変換や連文節変換により、少ないキー押下で文字入力が行える。すでにウィルコムの「W-ZERO3 [es]」「Advanced/W-ZERO3 [es]」やイー・モバイルの「EM・ONE」「EM・ONE α」にプリインストールされているが、新たに辞書やツールなどを搭載して発売される。
連文節変換に対応しており文節を適切に判断できる |
口語や関西弁にも対応 |
最新の地名や駅名、芸能人名・流行語などのトレンド語、カタカナ語から英語への変換などにも対応し、拡張辞書として単漢字辞書、補助辞書として文例辞書も搭載されている。また、パソコン版ATOKで利用できる「確定アンドゥ機能」「日付入力支援機能」「キーボードショートカット機能」、候補一覧での「文字種表示機能」などにも対応したほか、パソコン版ATOKの登録単語のインポートが可能。
このほか、製品購入後にユーザー登録を行った場合に、特典として「顔文字辞書」「和英辞書」の無償ダウンロードも予定している。
日付挿入機能 |
定型文パネル |
動作環境は、Windows Mobile 5.0 software for Pocket PC、同Phone Edition、Windows Mobile 6 Classic、同Professional、Windows Mobile 6.1 Classicの各日本語版で、Windows Mobile 5.0 software for Smartphone 日本語版およびWindows Mobile 6 Standard 日本語版では動作しない。
対応予定機種は、NTTドコモ「hTc Z」、ソフトバンク「X01HT」、イー・モバイル「EMONSTER(S11HT)」、ウィルコム「W-ZERO3(WS003SH/WS004SH)」、HP「iPAQ 112」「iPAQ 212」。ソフトバンク「X01T」やウィルコム「WILLCOM 03」などは動作確認が取れ次第、対応機種としてアナウンスする予定。ただし、ATOKがプリインストールされている「W-ZERO3 [es]」などにおいては、製品版をインストールすることはできないとしている。
(memn0ck/K-MAX)