オリンパスイメージングは6日、ICレコーダー「Voice-Trek」シリーズの128MBモデルの「VN-3200」と1GBモデルの「VN-6200」を発表した。発売は29日で、価格はオープン。推定市場価格は、VN-3200が5,000円前後、VN-6200が1万円前後。
両製品は、ICレコーダー「Voice-Trek」シリーズのエントリーモデル。従来機種と比べて、使用頻度の高い録音や停止ボタンを大型化。すべてのボタンをレコーダー前面に配置することで、直感的な操作が可能となった。さらにボタンの配置面に傾斜を持たせることで、操作性が向上。大型液晶パネルと日本語表示の採用で、日時やモード、ファイル情報、警告などを分かりやすく表示する。
また、録音モードによって録音方式を切り替える「マルチコーデック」方式を採用。高音質(HQ)/標準(SP)モードでは、最高音質のSub Band Codec(サブバンドコーデック)方式により従来機よりも周波数帯域が広く、高ビットレートでの録音を実現した。長時間録音(LP)モードでは符号励振線形予測(CELP)方式により、メモリー消費量に見合ったバランスの良い音質を実現した。
また、同製品には「インデックス機能」「音声起動録音(VCVA)機能」「早聞き、遅聞き機能」「タイマー録音機能」「ファイル管理機能」などが搭載される。なかでも「ファイル管理機能」ではA、B、C、Dの4フォルダに分類が可能。各フォルダあたり100件、最大400件登録が可能だ。記録時間は、VN-3200がHQモードで約5時間、LPモードで約74時間40分。VN-6200はHQモードで約40時間30分、LPモードで約604時間15分。
電源は、どちらも単4形電池×2を使用する。また、低消費電力設計を採用しており、アルカリ電池を使用した場合の連続録音時間は約39時間(SPモード)。連続再生時間は、スピーカー使用で約16時間。イヤホン使用で約23時間となっている。