日立製作所は5日、デジタルハイビジョン液晶テレビ「Wooo UT」シリーズの新ラインナップとして47V型の「UT47-XP770」「UT47-XV700」の2機種を追加した。発売は、UT47-XP770B(ブラック)が9月26日、UT47-XP770W(ホワイト)とUT47-XV700が10月中旬を予定している。価格はオープンで、市場価格はUT47-XP770が48万円前後、UT47-XV700が44万円前後と予想される。
超薄型のUTシリーズに47V型の大画面モデルが登場 |
UTシリーズは、超薄型テレビの先駆けとなった最薄部35mmのモデル。従来は32V型/37V型/42V型がラインナップされていたが、そこに新たに47V型が加わったこととなる。XV700がシングルチューナーで、外付けHDD「iVDR-S」を着脱可能な「iVポケット」による録画、XP770がWチューナーで、250GBの内蔵HDDとiVポケットによる録画をサポートする。内蔵HDDへの録画では、独自の圧縮技術「XCodeHD」が採用されており、フルHDの映像を、約1/2のサイズに圧縮することが可能だ。内蔵HDDとiVDR-Sとの間では、最大9倍速の高速ムーブが可能。また、iVDR-Sを取り外しても、何が録画されていたのかを確認できるライブラリ機能も搭載されている。
使用されているパネルはIPS方式で、120Hzの倍速駆動。24コマ/秒のフィルムからの映像を補完する「なめらかシネマ」機能も搭載される。XP770では、ネットへも対応しており、「アクトビラ・ビデオフル」やDLNA機能などが使用可能。DLNAではPC内のコンテンツ再生(静止画)だけでなく、テレビに録画された番組をPCで再生することも可能(DTCP-IPに対応したサーバーソフトが必要)。新モデルはダビング10にも対応するが、iVDR-Sはリムーバブルメディアなのでダビング10の対象外となっている。
「HDブラックパネル」を採用したWoooのプラズマテレビに手ごろなサイズの37V型を追加 |
なお、UTシリーズと同時に、プラズマテレビの「P37-HR02」も発表。HR02シリーズは、01シリーズで採用されていたALISパネルに比べて、コントラスト比も高く、プログレッシブスキャンとなった「HDブラックパネル」を採用したモデル。従来は42V型と50V型がラインナップされていたが、こちらも37V型が新たに追加された。使用しているパネルの画素数は1024×768。内蔵HDD(250GB)とiVポケットでの録画に対応する。発売は9月12日を予定しており、価格はオープン。市場価格は22万円前後と予想される。