9月13日公開の映画『パコと魔法の絵本』の絵本朗読イベントが3日、市川ニッケコルトンプラザ(千葉県市川市)で行われ、主役のパコを演じるアヤカ・ウィルソンが登場した。この日、11歳の誕生日を迎えたアヤカ・ウィルソンは「この映画が大ヒットしますように」と願いを込めて、ケーキのローソクを吹き消した。

願いを込めてロウソクふぅ~!!

同作は、病院内で嫌われ者の大貫(役所広司)が1日しか記憶が持たない少女、パコ(アヤカ・ウィルソン)と出会い、今までのワガママ人生を省みて、パコに忘れられない思い出を残そうとする感動ストーリーに仕上がっている。『下妻物語』『嫌われ松子の一生』などで知られる中島哲也監督の下、妻夫木聡や土屋アンナ、小池栄子、劇団ひとり、阿部サダヲなど豪華キャスト陣が結集。日本の劇場長編映画史上初という、3DのフルCGキャラと実写の合成により実現した未曾有の映像世界も、見どころのひとつとなっている。

(C)2008 「パコと魔法の絵本」製作委員会

本作で映画デビューを果たしたアヤカ・ウィルソンは撮影について、「CGキャラのガマ王子と一緒に演じるのが大変でした」と告白。「面白いと思った出演者は?」という質問には、「1人で何役もこなす阿部サダヲさんです」と笑顔を見せた。絵本の読み聞かせでは、映画に出てくる絵本を元気いっぱいに朗読した。

「ゲロゲーロ、ゲロゲーロ、ガマの王子はわがまま王子」という冒頭をアヤカが読み出すと、会場からは「かわいいー!」と歓声が

この日が11歳の誕生日であったことから、会場には11本のロウソクに灯がともったバースデーケーキが登場。「年は1つ上になったのですが、自分が成長したという実感はないですね」と控えめな発言ながら、「今年の夢はこの映画が大ヒットすることです。友達や家族と一緒に是非映画館へ来てください。お願いします」と少し大人びた口調で、来場者に呼びかけた。

『パコと魔法の絵本』は9月13日より、有楽座ほかでロードショー。

アヤカ・ウィルソン フォトコレクション