世界的な旅行ガイドブックの出版社であるLonely Planetがこのほど行った調査「2008年版次に行ってみたい国ランキング」で、アメリカがトップに輝いた。

同調査は、2004年から毎年実施しているもので、今回、世界132カ国の1万7,500人が回答。その結果、2007年1位だったオーストラリアを2位に押さえ、アメリカ(前年2位)がトップの座を奪取した。以下のランキングでは、3位英国、4位イタリア、6位フランス、8位スペインと欧州勢が根強い人気を誇った。また、アジア地域では7位にタイ、10位に中国がトップ10入りを果たしたが、いずれも前年に比較して順位を下げた。

一方、「訪れたことのある好きな国」のランキングでは、1位、2位はそれぞれ2007年同様オーストラリア、イタリアがランクイン。以下3位にワンランクアップのアメリカが入ったほか、4位英国は前年8位から大いに順位を上げた。アジア勢では、前年3位のタイが5位に順位を下げた一方で、8位にインド、10位に中国がトップ10圏外から躍進した。

Lonely PlanetのマーケティングアナリストのAdam Stanford氏は今回の結果について「アメリカ人気の理由は、かつては物価高の印象が強かったアメリカが、昨今のドル安の影響で旅行しやすい国になってきているのが影響しているのでは」とコメントしている。

2008年版 次に行ってみたい国トップ10

順位 国名(ポイント)
1位 アメリカ(8.6ポイント)
2位 オーストラリア(7.0ポイント)
3位 英国(5.5ポイント)
4位 イタリア(4.8ポイント)
5位 ニュージーランド(3.7ポイント)
6位 フランス(3.5ポイント)
7位 タイ(3.5ポイント)
8位 スペイン(3.2ポイント)
9位 カナダ(3.1ポイント)
10位 中国(2.8ポイント)

2008年版 訪れたことのある好きな国

順位 国名(ポイント)
1位 オーストラリア(7.5ポイント)
2位 イタリア(7.2ポイント)
3位 アメリカ(6.3ポイント)
4位 英国(4.2ポイント)
5位 タイ(4.1ポイント)
5位 ニュージーランド(4.1ポイント)
7位 フランス(3.8ポイント)
8位 インド(3.0ポイント)
8位 カナダ(3.0ポイント)
10位 中国(2.6ポイント)