約9割が「地球温暖化に危機を感じる」 - マイボイスコム調べ

マイボイスコムがこのほど実施した「環境」に関するアンケート調査によると、約9割の人が地球温暖化に危機感を抱いていることがわかった。この調査はインターネットコミュニティ「MyVoice」の登録メンバーを対象に6月に行われ、13,867人が回答した。

地球温暖化への危機感を問う質問に「非常に感じている」もしくは「漠然と感じている」と回答した人は実に全体の88.4%。期待する防止策としては、「太陽光発電などの自然エネルギーの一般家庭への普及」(70.7%)が最も多く、「脱ガソリン自動車の開発・普及」(62.8%)が続いた。ほぼ同じ割合で「マイバック・クールビズ、節電など1人1人の身近な取組み」も挙げられ、小さな取り組みの積み重ねが大切とする意識が浸透していることをうかがわせた。

エコ対策として意識して行っていることでは、「こまめに電源オフするなど、電力の節約をする」が最も多く、70.5%。そのほか「こまめに水道を止めるなど、水の節約をする」、「レジ袋や過剰包装をなるべく断る」、「冷暖房の温度設定を弱めにする」がいずれも6割超と上位に挙げられた。

企業活動などによって発生したCO2などの温室効果ガスを他の活動で相殺する「カーボンオフセット」の認知度は56.7%に留まったが、認知している人の9割が「カーボンオフセットに取り組む企業を評価する」と答えた。こうした結果は、消費者の間でのエコ意識の高まりと共に企業を見る目にも環境の視点が定着しつつあることを示すものといえそうだ。