カンタスグループのジェットスター航空は、オーストラリアと日本を結ぶ国際線エコノミークラスの運賃プログラムに、低運賃である「ジェットセーバー・ライト」を導入した。同運賃は、機内持込み手荷物だけの搭乗者にエコノミークラス片道運賃から2,000円を割引する。
同運賃は、受託手荷物無しの搭乗者が利用できる運賃で、10kg以下の標準的なサイズの機内持ち込み手荷物のみで搭乗する場合に適用される。既存の「ジェットセーバー」運賃は、1人20kgまでの手荷物を無料で預けることができ、引き続き販売する。ただ、「ジェットセーバー」運賃で予約した場合は「ジェットセーバー・ライト」への変更はできない。なお、機内持込み手荷物の限度を超えた場合には「ジェットセーバー」運賃に変更される。
同航空のアラン・ジョイス最高経営責任者は、「『ジェットセーバー・ライト』の導入は、大幅なコスト削減につながる。お客様の選択の幅を広げ、必要なサービスの分だけお支払いいただく運賃体系を提供することによって、ご利用いただく機会が増えることを願っています」と話している。すでにオーストラリア国内線をはじめ、ニュージーランド、タイ、ベトナム、バリ(インドネシア)路線などの国際線で導入されているという。