エルゴ・ブレインズはこのほど夏休みの過ごし方についての調査を行い、「安・近・短がさらに加速している」などとする調査結果を発表した。調査対象は20代~60代以上までの男女3,862名。

調査によると、夏休みがあると回答したのは全体の6割強。そのうち国内旅行に出かける人は30.8%で、昨年より8.7ポイントも減少した。旅行先として多く挙がったのは「北海道」、「東京(ディズニーランドを含む)」および「沖縄」。

国内旅行をする人の移動手段は昨年に比べて「車」が減少する一方で飛行機や新幹線の利用は増加し、ガソリン代の高騰がマイカー利用を控えさせている現状が明らかになった。また、「夏休み中に海外旅行に出かける」とした人の割合は昨年と変わらなかったが、長期滞在をする人が減って短期滞在が著しい伸びを見せ、旅行予算額も減るなど、消費者の生活防衛を鮮明に反映した結果になっている。

「夏休みにやりたいこと」に対する自由回答では例年通り「資格や英語等の勉強」「部屋の掃除」「ダイエット」などが多く挙げられたが、ほかに「のんびりする」「休む」「寝る」といった答えも多く、物価高騰の折になるべくお金を使わずにじっとしていたいという人が少なくないことを示すものとなった。

国内旅行の交通手段(2007年調査比較)