米Googleは29日、Web上で展開する予定表サービス「Googleカレンダー」が情報共有プロトコル「CalDAV」をサポート、サードパーティー製のCalDAVクライアントとの同期が可能になったことを明らかにした。同期の対象となるCalDAVクライアントは、29日時点ではバージョン3以降のApple iCalのみ。
Google Calendarは、Google Data APIとGoogle Calendar Data APIを利用して構築されたWebアプリケーション。従来は他のカレンダーソフトと直接データを交換する方法ではなく、Googleアカウントを有するユーザ間でデータ共有を行ってきたが、CalDAVというIETFにより標準化 (RFC4791) されたプロトコルをサポートすることにより活用の幅を広げた。
現時点でサポートされるカレンダーソフトは、Mac OS X 10.5 Leopardに標準装備の「iCal」(バージョン3.x以降) のみ。Mozilla Sunbird / Lightningなど、他のCalDAVクライアントには対応しない。
iCalにGoogle Calendarのサービスを登録する場合には、Googleカレンダーへログインするときのメールアドレスとパスワード、URLに「https://www.google.com/calendar/dav/XXXXX@gmail.com/user」(XXXXX部分はユーザ名) を指定する。