コンチネンタル航空は28日、同社ビジネスファーストクラスに導入する180度リクライニング可能なフルフラットシートの仕様を発表した。フルフラット時には2メートルもの長さでスリーピングスペースを提供できるといい、2009年秋より順次機材に導入される。
今回開発されたこの新型シートは、完全に水平に倒すことができるのが大きな特徴。また、肘掛けを下ろすと世界のビジネスクラスのシートとしては最大級となる63.5センチのシート幅となり、機内での快適な睡眠を助けるとのこと。位置や角度の調節も簡単で、乗客の好みの姿勢でリラックスできるとしている。
さらに荷物を収納するスペースも広くなっているほか、パソコン用電源、ヘッドホン、USBプラグが各シートの上部に収納されている。iPodへの接続も可能で、iPodのビデオや音楽を楽しみながら同時に充電も行えるという。このほか読書灯や隣の座席からのプライバシーを保つプライバシー・シェルも備えている。
新型シートは2009年秋から主に同社の太平洋路線と大西洋路線で使用されているボーイング777型機に導入され、2010年には757-200型機に、さらに787型機へは同社に納入された時点でそれぞれ導入される予定。