デルは29日、標準的なデスクトップPCに比べ、約70%もの消費電力削減を実現した省スペースデスクトップPC「Studio Hybrid」を発表した。ベーシック構成価格は7万円前後。8月末発売開始予定。

「Studio Hybrid」(ディスプレイは別売)

正面(縦置時)

正面(横置時)

側面

背面

Studio Hybridは、豊富なオプションによるカスタマイズが可能なデスクトップPC。丸みを帯びたスタイリッシュなデザインを採用し、カバーは脱着式で色の変更が可能。カラーオプションは6色を用意し、「スレートグレー」「ルビーレッド」「サファイアブルー」「クォーツピンク」「ジェードグリーン」「トパーズオレンジ」と宝石にちなんだ名前が付けられている。また、オプションで本物の竹を使ったナチュラルバンブーも発売する。

カバーは脱着式。1カ所ネジで留められているだけなので、手軽に取り外せる

ACアダプターは小型のものを採用

タワー型デスクトップPCに比べて約80%の省スペース設計で、スペースに合わせて縦横どちらでも設置が可能。また、消費電力を削減し、EPA(米国環境保護局)が推進する省電力対策規格Energy Star4.0に準拠。さらに、梱包箱の重量も削減、再生紙を使用するなど環境に配慮したエコPCとなっている。

チップセットにはモバイル Intel GM965 Expressを採用。CPUはCeleron 550(2GHz)、Core 2 Duo T7250(2GHz) / T8100(2.1GHz) / T9300(2.5GHz)を選択できる。グラフィックス機能はチップセット内蔵のGMA X3100。メモリはDDR2-SDRAMを1GB / 2GB / 4GB、HDDは160GB / 250GB / 320GBから選択可能となっている。

光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブを搭載。オプションでBlu-rayコンボドライブを選択できる(選択時は、専用アクセラレータも合わせて内蔵)。同様にオプションでIEEE802.11a/b/g/n draft対応無線LANを内蔵可能。USB 2.0ポートは前面2個、背面3個の合計5個。SD/SDHCカード、マルチメディアカード、メモリースティックなどに対応する8-in-1カードリーダーを搭載。その他の機能は、ギガビットLAN、IEEE1394、HDMI(Ver.1.2)、SPDIFなど。また、USBマルチメディア日本語キーボード、マウスが標準で付属する。オプションでワイヤレスマルチメディア日本語キーボードとマウスを選択可能だ。

標準で付属するUSBマルチメディアキーボード、Dellマウス

オプションのワイヤレスマルチメディアキーボードとマウス

本体サイズは197(H)×72(W)×211(D)mm。設置スタンド装着時は216(H)×78(W)×211(D)mm。重量は1.8kg。

設置スタンドは組み立て式

ベーシック構成 プレミアム構成
価格 7万円前後 11万円前後
CPU Celeron 550(2GHz) Core 2 Duo T9300(2.5GHz)
メモリ 1GB 2GB
HDD 160GB 320GB
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
無線LAN - IEEE802.11a/b/g/n draft対応
カバー色 スレートグレー サファイアブルー
OS Windows Vista Home Premium SP1
そのほか USBマルチメディア日本語キーボード、マウス。標準1年保守

(井上達矢 / デジタル・コンテンツ・パブリッシング)