NECアクセステクニカは7月28日、アンテナ内蔵の11n Draft2.0準拠ワイヤレスブロードバンドルータ「AtermWR8100N」、USBスティックセット「AtermWR8100N/NU」、ワイヤレスカードセット「AtermWR8100N/NC」を発表した。
店頭想定価格はAtermWR8100Nが1万3,000円前後で、8月上旬出荷開始予定。AtermWR8100N/NUが1万7,000円前後で、8月下旬出荷開始予定。AtermWR8100N/NCが1万7,000円前後で、10月上旬出荷開始予定。
AtermWR8100Nは、IEEE802.11b/g/n Draft2.0対応のワイヤレスブロードバンドルータ。「WR8500N」の後続機にあたり、Atermアンテナ内蔵シリーズの最新モデルだ。前モデル同様、11n本来の距離性能はそのままに、アンテナを内蔵したコンパクトなデザインを採用している。変更点は、IEEE802.11aとギガビットイーサネットが非対応になり、アナテナ構成が「送信3×受信3」から「送信2×受信2」の無線機構成によるMIMO通信になっている。WR8500Nと比べ、低価格での提供となる。
マルチSSIDでAES/TKIPとWEP、2つの暗号化方式の混在が可能。対応規格に応じた適切なSSIDへの自動接続設定ができる。PC以外に、ニンテンドーDS、Wii、PSP、PLAYSTATION3に対応する。また、ボタン操作により接続回線に応じた動作モードを自動判別する。
さらに、従来2万円台の製品に搭載していなかった、ウィルスをダウンロードさせるサイトやフィッシングサイトなど悪質なサイトをルータでブロックできる「インターネット悪質サイトブロック for BBルータ」に対応。ルータ設定画面上から申し込み可能で、末端IPアドレスごとに4段階のブロックレベルを設定できる。
AtermWR8100N/NUは、USBスティック子機「AtermWL300NU-G」とのセットモデル。USBフレキシブルケースが付属する。
AtermWR8100N/NCは、ワイヤレスカード子機「AtermWL300NC-G」とのセットモデル。
AtermWR8100Nの本体サイズは約35(W)×128(D)×160(H)mm。WANインタフェースは100BASE-TX×1、LANインタフェースは100BASE-TX×4。
(井上達矢 / デジタル・コンテンツ・パブリッシング)