トヨタ自動車は、国内で販売するハイブリット車(プリウス、ハリアーハイブリッド)や、一部商用車の価格を9月1日より改定する。改定率はハイブリット車で約3%、商用車で1.0~3.3%の値上げとなる。
鉄鋼、レアメタル、原油などの原材料価格の高騰に対し、トヨタは「関連企業を含めた徹底的な原価低減活動により、国内の販売価格の上昇を抑えてきたが、昨今の状況は企業努力により吸収できるレベルを超える状況となっており、今後も高水準で推移するものと予想されることから、鉄鋼やレアメタルの使用量が多いハイブリッド車や商用車について、価格改定を行なう」と発表した。
改定率は、プリウス、ハリアーハイブリッドのハイブリット車が約3%アップとなる。例えばプリウスの主要グレード「S」は231万円から238万3,500円へ改定され、7万3500円、3.18%の上昇。ハリアーハイブリッドの主要グレード「プレミアムSパッケージ」の場合、462万円から475万6,500円へ変更され、13万6,500円、2.95%の上昇となる。その他のハイブリット車は値上げの対象に挙げられていない。
商用車では、ダイナ/トヨエース2t、ダイナ/トヨエース1t、クイックデリバリー200、コースター、ハイエースバン/レジアスエースバン、プロボックスバン、サクシードバンが対象となり、改定率は1.0%から3.3%となっている。