「マウスはデスクトップPCの付属品で充分。壊れて買い換えるにしても安ければいい」というユーザーも多いだろう。しかし、アフターマーケットには基本的な2ボタンマウスから多機能型まで幅広い品揃えで、買い替えや追加購入の需要の多い機器である。身近な文房具と同様に「気に入った色やデザインのマウスを使いたい」という要望も多い。

Microsoft Compact Optical Mouse 500」はホイールを搭載したシンプルな光学式マウスだ。価格は1,900円で、同等の機能を持つマウスの中では高めである。その理由として「マイクロソフト製という品質への信頼性」と、「6種類の色が選べるデザイン性」がすぐに思い付く。実はもう1つ、マイクロソフトならではのメリットがあった。ドライバによる機能の追加である。

カラーバリエーションがうれしい、マイクロソフトの光学式マウス「Microsoft Compact Optical Mouse 500」。価格は1,900円

ずんぐりした外観をカラーのストライプが引き締める

クリックボタンはマウス上部カバーと一体化

小さくてオシャレなだけじゃない

PCショップで基本的な2ボタン+ホイール付き光学マウスを探すと、1,000円~2,000円が品揃えの中心であり、この程度の価格ならデザインで選ぶ人の方が多いだろう。Microsoft Compact Optical Mouse 500は「セサミブラック(黒)」「シルキーホワイト(白)」「スタイリッシュ ネイビー(紺)」「マスカットグリーン(黄緑)」「チェリーレッド(赤)」「マンゴーオレンジ(橙)」の6色が発売されている。デスク周りのインテリアに合わせたり、ノートPCの色に合わせたりというコーディネートができる。

「セサミブラック(黒)」

「シルキーホワイト(白)」

「スタイリッシュ ネイビー(紺)」

「マスカットグリーン(黄緑)」

「チェリーレッド(赤)」

「マンゴーオレンジ(橙)」

カラーパーツは周囲の景色が写るほど光沢がある

最近のノートPCは天板の色を選べる製品もあり、ノートPCと色を合わせたマウスを使いたい人にとって、同系色が選べるとうれしいはずだ。

実用面で考えると、オフィスで使用する場合に利用者や用途によって色分けするというアイデアもある。このマウスは振り分けラインや全体的な形状が可愛らしく、インテリア雑貨店に並べたくなる。サイズはPCの付属品よりも一回り小さく、幅50mm、長さ90mm、高さは30mmほど。約40グラムとの軽いボディだ。

「小さいマウス」と聞けば「手の小さい女性に最適」が常套句だけれど、手の大きさに関係ないメリットもある。具体的には新幹線やファストフードのカウンター席、カフェのテーブル上などでセンサーの動く範囲を広く取れる。もちろん筆者のように、机の上にいろいろなものが載ってしまい、必然的に小さなマウスパッドしか置けない、という状況にも適している。

このマウスはデザインだけではなく性能も良い。センサーは1秒間あたり3000回の照査で1/800インチの動きを検知できる。これは数年前なら最高級品として認知されていた性能だ。デスクトップPCに付属したボールマウスに使い慣れた人なら、このマウスが今まで以上によく走り、思い通りにピタッと止まることに気付くはずだ。ホイールも軽く動き、カチカチとクリック感がある。なにしろマイクロソフト製である。しっかりと組み立てられており、3年間の製品保障が頼もしい。

ホイールの回転はクリック感がある

光学センサーはマウス背面の中央。癖のない操作が行える