trueSpaceで作成した3Dモデルを「Live Search Maps」で表示したところ

Microsoftは23日 (米国時間)、3Dモデリングソフト「trueSpace 7.6」の無償提供を開始した。動作環境はWindows XP / Vista、ダウンロードにはユーザ登録が必要。

trueSpaceは、米Caligari社が開発した3Dモデリングソフト。1994年に最初のバージョンをリリース、以降Windowsプラットフォームを対象に、本格3DCG制作に要求される機能を手頃な価格で提供してきた。マッピングやシェーディングといった基本機能に加え、3Dアニメーションの作成、Autocad (.dxf) やAdobe Illustrator (.ai) など多くの形式に対応したインポート / エクスポート機能を装備。最新バージョンの7.6には、Microsoftの地図検索サービス「Virtual Earth」へ3Dモデルを直接書き出す機能が追加されている。

地図検索サービス強化を進めるMicrosoftは、Caligari社を2008年2月に買収、地図部門へ統合している。なお、同分野で先行するGoogleも、2006年に@Last Software社を買収、獲得した3Dデザインツールを「Google SketchUp」として無償公開している。

MSDNのWebサイト内に設けられたVirtual Earthの宣伝ページ「Virtual Earth, An Evangelist's Blog(http://blogs.msdn.com/virtualearth/)」では、Live Search Mapsへ高解像の3Dモデルを直接書き出す機能など、trueSpace 7.6の活用事例を紹介している。