英Sony Ericssonは7月22日(英国時間)、Walkmanブランドで展開する音楽携帯電話ラインで音質、リッチな機能セットなど、音楽携帯電話ブランドとしての強化を図ったハイエンドの「W902」、最も低価格ラインになるという「W302」など、新たに3機種を発表した。3機種とも第4四半期に提供を開始する。
W902は、HSDPA/3G対応モデル。今年2月に発表したWalkmanシリーズ最高峰となる「W980」と同様の音質を実現するという。Walkmanプレイヤーを内蔵、8GBのMemory Stick Microにより、約8000曲を収容できる。
音楽機能として、曲の情報を検索する「TrackID」、自分のムードに合わせた曲を選べる「SensMe」、コンテンツダウンロード「PlayNow」などのサービス、モーションセンサーにより振る動作で操作できる「Shake Control」などを持つ。
端末はストレートタイプで、正面に2.2インチの画面を持つ。画面はキズ防止加工を施したミネラルガラスを利用しており、プレミアム感を出した。静止画や動画を鮮明に楽しめるという。背面には16倍ズームに対応した、手振れ防止機能や動画撮影機能を持つ5メガピクセルカメラを搭載した。
「W595」は、2.5倍ズームが可能な3.2メガピクセルカメラを搭載したスライド式モデル。色は青、白、黒、灰色の4色がある。HSDPA/3Gをサポートし、320×240ドットQVGAの画面を持つ。
音楽機能では、Walkmanプレイヤー、TrackID、PlayNow、Shake Contorolなどを利用できる。2GBのMemory Stick Microにより、約1900曲を格納できるという。また、ステレオスピーカーを内蔵し、ジャック共有機能によりヘッドセットを2つ装着できる。
W302は、厚さ10.5ミリという薄型のストレート端末。黒と白の2色がある。512MBのMemory Stick Microを搭載し、Walkmanプレイヤー、TrackID、PlayNowなどの機能を持ち、FMラジオも利用できる。
そして、背面には2.5倍ズーム可能な2メガピクセルカメラを備え、正面には26万2144色を表示可能な2インチのTFT画面を持つ。
Sony Ericssonによると、2005年に最初のWalkman端末を投入して以来、7700万台を出荷したという。