1984年に結成され、今日の格闘技界に少なからぬ影響を及ぼした伝説のプロレス団体「UWF」の足跡を振り返る書籍『U.W.F.変態新書』が、エンターブレインから31日に発売される。"変態的"とも言える愛情を同団体に注ぐファンが、その残した功績や遺産などについて熱く語る一冊だという。1,680円。
「UWF」とは、1984年に新日本プロレスから派生して結成されたプロレス団体。従来のプロレスのショー的要素を廃した格闘技路線を模索して日本のマット界に大きなムーブメントを巻き起こし、後の総合格闘技時代への源流となったとされる。
本書ではそんなUWFによって人生を狂わされたと自認する変態的プロレスファンが集まり、"革命集団UWF"の逸話を語り尽くす。語られるお題は「前田日明」「高田延彦」「桜庭和志」といったレスラー個人から、「プロレス」という包括的なテーマ、そしてなぜか「キン肉マン」まで様々。マットの上ならぬ紙の上で、舌戦という名の格闘技が繰り広げられる熱い一冊に仕上がっているという。今日の総合格闘技しか知らない若い世代にとっても、日本のマット界の流れを知る参考書として役立ちそうだ。