ワイヤレスジャパン2008展示会場の中でも、大きめブースを構えたNTTドコモのブース。新しい技術を紹介する展示が注目を集めていた。
第3.9世代の通信規格であるSuper 3Gを実体験
多くの来場者の興味を引いていたのは、ドコモが2009年度までに開発を完了させる予定である通信技術「Super 3G(LTE)」の体験コーナー。ドコモブースの外れに、普段はドコモR&Dセンタ(神奈川県横須賀市)周辺でSuper 3G関連の屋外試験を行っている実験車両が停車しており、隣接する展示コーナーにある特設基地局との間で高速通信を行うデモンストレーションを行っていた。
Super 3Gの特色として、高速通信と遅延の低減が挙げられており、今回はこれらの特色を活かして、高品位動画2本のストリーミング配信、展示コーナー/実験車両相互間のリアルタイム動画配信、格闘ゲームのオンライン通信対戦を同時に行うデモンストレーションを行っていた。
利用時間や充電の目安を教えてくれる「インテリジェント電池パック」
ドコモがミツミ電機と共同で開発を進めてきた「インテリジェント電池パック」(仮称)は、ICチップを搭載することで、よりきめ細やかな電源管理機能を実現したバッテリー。対応端末は、早ければ2009年には発表されるとのことである。