デノンは23日、7.1ch AVサラウンドアンプ「AVC-2809」を発表した。発売は8月下旬で、価格は16万8,000円。
同製品は、昨年8月に発売されたAVC-2808の後継モデルとなるミドルクラスのAVサラウンドアンプ。入力された全chの信号を同一レスポンス/同一クォリティとなるように構成した信号処理回路を、ブロックごとに独立させたディスクリート構成とする「D.D.S.C.-HD」を採用。また、マスタークロックの高精度化により、ジッターも最小限に抑えられている。さらに、量子化サンプリングビット数を16bitから24bitに拡張する「AL24 Processing Plus」も全chに搭載。アナログに近い再生音を実現する。実用最大出力は、各ch 160W(6Ω JEITA)。また、映像面では、SD信号の1080pまでのアップスケール機能を搭載している。
また、ダイナミックレンジを損なわずに、突然の大音量などを防ぐ「Audyssey Dynamic Volume」も搭載されており、テレビ番組などを視聴中に、CMなどに切り替わった際の音量変化を抑制することが可能になる。
HDMIのバージョンは、1.3a。DeepColorやx.v.Colorだけでなく、Auto Lipsyncにも対応した。また、HDMI CECにも対応。対応したテレビ側のリモコンで、同製品の電源やボリュームなどのコントロールが可能になった。さらにHHDMIの端子数も、AVC-2808の2入力/1出力から、4入力/1出力に増やされている。
マルチゾーン機能も搭載している。ゾーン2にはコンポジットビデオと2chアナログオーディオを、ゾーン3には2chアナログオーディオを出力することができる。