Wi-Fiコミュニティ「Fon」を運営するフォン・ジャパンは23日、iPhoneおよびiPod touchを対象に、LANアクセスポイント検索サービス「Fon Maps」の提供を開始した。標準装備のWebブラウザSafariから、URL「http://fon.ne.jp/iphone/」にアクセスすると利用できる。
Fon Mapsは、目的地周辺の地図とFON無線LANアクセスポイント (Fonスポット) を表示するWebサービス。すでに提供されているPC向けのサービスと同様に、住所や地名をキーワードとして地図を検索、該当エリア内に存在するFonスポットを表示する機能を備える。地図の拡大 / 縮小には対応するが、PC版にある絞り検索機能や、画面をドラッグして地図の表示位置を変更する機能は省略されている。
Fonは、2005年にスペインでサービスが開始された、無線LANを利用するインターネット接続環境の共有システム。自宅に設置した無線LANルータをWi-Fiアクセスポイントとして開放、その代価として他のユーザが設置したFonスポットの無償利用を許可されるしくみ。日本では2006年12月にサービス開始、2008年2月にはライブドアとの提携により東京23区内のアクセスポイント数を拡大。2008年7月22日現在では80,286人 / 43,056カ所 (フォン・ジャパン調べ) のアクセスポイントが存在する。