日立製作所は24日、8cmブルーレイディスク、8cmDVD、HDD、SDメモリーカードに対応するフルハイビジョンビデオカメラ「ブルーレイカムWooo(「DZ-BD1H」)」を発表した。発売は8月9日を予定しており価格はオープン。市場価格は16万円前後と予想される。

ブルーレイカムWooo「DZ-BD1H」

DZ-BD1Hは、総画素数700万画素の撮像素子を搭載し、撮影から記録、再生、保存まで全プロセスをフルハイビジョン処理するとともに、HDDやSDメモリーカードに記録したフルハイビジョン映像を8cmブルーレイディスクにダビングして保存することができるビデオカメラ。有効画素数は動画で約467万画素、静止画で約622万画素。映像処理エンジンは「Picture Master Full HD」を採用。「ハイビジョンカメラ信号処理LSI」と、M-PEG4 AVC/H.264とM-PEG2の2方式の圧縮・伸張に対応する「高品位H.264 LSI」から構成されており、2,880×1,620画素の情報からフルハイビジョン映像(1,920×1,080画素)を生成する。レンズは、光学式手ブレ補正対応の光学10倍ズームレンズ。焦点距離は35mm換算で動画45.6~456mm、静止画41.9~419mmとなっている。

また、8cmブルーレイディスクドライブ/8cmDVD-RAM/-RW/-Rドライブ/30GB HDD/動画記録に対応したSDHC・SDメモリーカードスロットを備え、4種類の記録メディアから選択が可能。内蔵HDDで約4時間20分(フルハイビジョンHXモード、以下同)、32GBのSDHCメモリーカードで約4時間45分、ブルーレイディスクで約1時間の動画記録ができる。

このほか、HDMI出力端子を備え「Woooリンク」に対応。テレビとHDMI接続することで、テレビの電源や入力モードが自動でカメラに連動するほか、テレビのリモコンで再生操作が可能だ。また、顔を識別して露出とフォーカスを自動補正する「顔ピタ」機能を搭載し、逆光時に顔を明るく撮影することなどができる。サイズは79(W)×87(H)×140(D)mm、バッテリーの連続使用時間は約1時間20分となっている。