昨年来日したティム・バートン

映画監督のティム・バートンが『不思議の国のアリス』制作に乗り出したと米The Hollywood Reporter紙が伝えている。

アリス役はオーストラリア人女優のMia Wasikowska(18)にほぼ決定しており、現在交渉の最終段階に入っているという。

脚本は『ライオン・キング』、『美女と野獣』などを手がけたリンダ・ウールヴァートンが担当。バートンと長らくタッグを組んできた元ディズニー取締役ジョー・ロス、『オースティン・パワーズ』シリーズなどのプロデューサーとして辣腕をふるってきたジェニファー・トッド、スザンヌ・トッドの3人が制作総指揮を執る。ディズニーのジェイソン・リード監修のもと、今年11月には撮影に入るものと見られている。

原作は言わずと知れたルイス・キャロルの小説『不思議の国のアリス』。1903年にサイレント映画として登場してから、現在までに世界各国で実写、アニメーションを問わず幾度となく映像化されてきた。アニメーター出身で独特の映像表現に定評のあるバートンが、この魅力的な題材をどう料理するのか注目が集まっている。