キヤノンは22日、「iVIS」シリーズのAVCHD規格ビデオカメラ「iVIS HF11」「iVIS HG21」を発表した。発売は8月下旬。価格はオープンで、市場価格は、どちらも14万円前後と予想される。
iVIS HF11は、今年3月に発売されたiVIS HF10の上位モデル。iVIS HF10では、記録メディアは、内蔵の16GBメモリー+SDメモリーカードという組み合わせだったが、iVIS HF11では構成は変わらず内蔵メモリーの容量がが32GBに増やされた。また、iVIS HG21は、HDD+SDメモリーカードスロットという構成で、HDDの容量は120GB。
両モデルとも、AVCHD規格としては、最も高いビットレートである、24Mbpsでの撮影に対応している(従来モデルでは17Mbps)。最高画質のMXPモードを選択した場合、iVIS HF11では約2時間55分、iVIS HG21では11時間5分の撮影が可能だ。SDメモリーカードスロットはSDHCにも対応しており、最大で32GBのメディアを使用可能だ。
撮像素子は、1/3.2型「キヤノン フルHD CMOS」センサーを採用。動画記録時の有効画素数は207万画素。映像エンジンは「DIGIC DV II」。レンズは9群11枚。35mm換算で、約42.9から514.8mm(静止画時、16:9モード)の光学12倍ズームを搭載する。F値は1.8~3.0。手ブレ補正は光学式を採用する。
iVIS HF11のサイズは、幅約73×高さ約64mm×奥行き約129mmと、iVIS HF10と同じ。一方、HDDを内蔵しているiVIS HG21は、幅約80mm×高さ約77mm×奥行き約139mm。
バッテリーパックはiVIS HF11には「BP-809」、iVIS HG21には「BP-807」が付属する。連続撮影時間は、iVIS HF11が1時間20分~1時間30分程度(撮影モードによって異なる)。iVIS HG21が1時間20分~1時間35分(撮影モードと記録メディアによって異なる)。