iPhone / iPod touch用アプリケーション導入ツール「PwnageTool 2.0」が公開された。Mac OS X用アプリケーション (ユニバーサルバイナリ) の形で提供され、Windows版 (Winpwn) は未定。21日時点では、不具合を修正した「PwnageTool 2.0.1」にアップデートされている。
PwnageTool 2.0.1が対象とするハードウェアは、iPhoneおよびiPhone 3G、iPod touchの3機種。3機種とも、最新版ファームウェア (バージョン2.0 / Build 5A347) が動作対象とされる。
PwnageToolは、3Gを含むiPhone / iPod touchを対象とした、高度なカスタマイズを実現するユーティリティ。AppleがiTunes Store内で運営する「App Store」の管理を受けない、非公式なサードパーティー製アプリケーションの導入を可能にする。なお、バージョン2.0以前のファームウェアは原則としてサポートされず、iPhone 3GのSIMアンロック機能も含まれない (初代iPhoneは可)。
なお、PwnageToolはファームウェアの改変を必要とするうえ、Appleが想定するアプリケーション供給ルートを外れているため、問題が発生したときにAppleのサポートを受けられない可能性がある。PwnageTool 2.0.1の起動時には、結果としてダメージを受けてもiPhone Dev Teamは一切責任を負わない、という警告が表示される。