ついに、というか満を持してというべきか『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』が17日に発売。これで秋葉原は"『ドラクエV』祭り"かなと思いきや、ゲームでは思わぬ伏兵が2作品発売。しかし一番の驚きは、平野綾の1stアルバムの売れ行きの凄さだった……。
プレイステーション・ポータブルに新色!!
ソニー・コンピュータエンタテインメントより17日、プレイステーション・ポータブルの新色「Metallic Blue(メタリック・ブルー)」(PSP-2000 MB)が数量限定で発売となった。商品展開は、「バリューパック」と「ワンセグパック」の2種類となっている。「バリューパック」には"メモリースティック デュオ(32MB)"や"D端子ケーブル"、その他が同梱される。ちなみに、ゲームの画面をテレビに出力させる場合、テレビがプログレッシブでD端子入力に対応していることが必須なので注意してほしい。「ワンセグパック」には"ワンセグチューナー"や"メモリースティック デュオ(1GB)"のほか、"スタンド"などが同梱される。メーカー希望小売価格は「バリューパック」が23,800円、「ワンセグパック」が29,800円。
「ドラクエ」人気は不動なり! されど新作ゲームも健闘!!
ここでひとつお知らせ。すでにご存知の方も多いと思うが、プロトタイプから17日に発売を予定していたXbox 360専用ソフト『CLANNAD』の発売日が、8月28日(木)に変更となっている。詳細は、同社のインフォメーションで確認してほしい。
スクウェア・エニックスから17日に『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』がニンテンドーDS専用ソフトとして発売された。いわゆる「天空シリーズ」の第2弾となる。オリジナルは1992年にスーパーファミコン用のソフトとして発売されたものだ。覚えている方も多いと思うが、前作の『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』がオムニバスのストーリーで、それぞれ主役となるキャラが6人いたのに対し、今回の作品は親子3代にわたる壮大なストーリーとなっている。マップもニンテンドーDSならではの上下画面を使い、世界観はそのままに冒険を楽しむことが可能だ。また、ニンテンドーDS版だけの要素が加わっているらしいので、初めてプレイする人はもちろん、すでにスーパーファミコン版をプレイした人も新たな気持ちで楽しめる作品となっている。メーカー希望小売価格は5,490円。
プレイステーション 3専用ソフト『ティアーズ・トゥ・ティアラ-花冠の大地-』が、アクアプラスより17日に発売となった。ジャンルは「アドベンチャー+シミュレーションRPG」となっている。つまり、「アドベンチャーパート」と「シミュレーションパート」が完全に分かれているという、珍しいシステムなのだ。「アドベンチャーパート」は、2DやCGを使用した"ウィンドウ型"で、主にこちらのパートでストーリーが進み、戦闘になると3Dの「シミュレーションパート」に移行する。また、オープニングのアニメーションは「STUDIO4℃」が手がけている点にも注目だ。「初回限定版」と「通常版」での展開で、「初回限定版」には、"原画設定資料集"及びオリジナルサウンドトラックが同梱される。メーカー希望小売価格は「初回限定版」が9,240円、「通常版」が7,140円。
『ティアーズ・トゥ・ティアラ-花冠の大地-』。左が「初回限定版」で、右が「通常版」 |
アソビットゲームシティでは、店頭の右側にモニターを設置しての陳列 |
AKIHABARAゲーマーズ本店では、プレオープンしているゲーム館の入り口すぐに陳列 |
バンダイナムコゲームスのバンダイレーベルからは、『ガンダムバトルユニバース』がプレイステーション・ポータブル専用ソフトとして17日に発売された。言わずと知れた「ガンダムバトル」シリーズの最新作だ。今回は「一年戦争」から「第2次ネオジオン抗争」までの宇宙世紀の戦場が舞台となる。特筆すべきは、今作には『機動戦士ガンダムZZ』及び『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の要素が大幅に追加されていること。登場するMSの数も200体を超え、ゲスト参戦として『機動戦士ガンダム F91』の「ガンダム F91」や『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のΞガンダムなども登場する。また、ステージもU.C.0079~0093までの5時代、11勢力のどこからでもスタートできる。メーカー希望小売価格は5,040円。
ユービーアイソフトからは17日に『マイト・アンド・マジック エレメンツ』がXbox 360専用ソフトとして発売。世界的に多くのファンを持つ「マイト・アンド・マジック」シリーズの最新作だ。念のために紹介しておくと、このシリーズは1987年に初登場し、PCを中心として人気を博してきたゲームだ。すでにそのタイトル数は30以上にのぼる。"光を解き放ち 闇を放て"がテーマのこの作品。主人公はクラスと呼ばれる4つの職業から自由に選ぶことが可能。それぞれのクラスによって、武器や戦闘スタイルが異なるのも特徴のひとつだ。また、オンラインマルチプレイに対応しており、「Xbox LIVE」に接続することで対抗戦やチーム戦なども楽しめる。また、エンディングはプレイヤー(主人公)の行動によって決まるマルチエンディング方式を採用。メーカー希望小売価格は7,329円。
平野綾劇場の開幕って感じ!?
DVDでは『CLANNAD』の第8巻(最終巻)が、16日に発売された。ビジュアルアーツ/Keyの人気ゲームからTVアニメ化されたこの作品、アニメーション制作は京都アニメーション。TVアニメ『Kanon』、そして『AIR』と感動作を送り出してきたコンビだ。今回の『CLANNAD』も前2作に劣らず、ファンに多大な支持を得た完成度の高い作品となっている。収録されているのは第22話「影二つ」と番外編「夏休みの出来事」、さらに「智代編」という3エピソード。商品展開は「初回限定版」と「通常版」となっており、「初回限定版」の特典は、全8巻分ブックレット収納BOX、特製ピクチャーディスク、特製お楽しみカードなどとなっている。価格は「初回限定版」が7,980円、「通常版」が6,258円。
片山憲太郎原作(集英社スーパーダッシュ文庫)の『紅』DVD第1巻がポニーキャニオンから16日に発売された。"揉め事処理屋を営む"高1の主人公、紅真九郎。彼は、世界でも名だたる財閥の令嬢の九鳳院紫という少女を守るという依頼を受けた。わがままな紫に翻弄されながらも、だんだんとその日々に慣れ平穏な日々を送っていたとき、突然……。紫が課せられた運命、真九郎は彼女を守り通すこができるのか? DVD第1巻は初回特典として、原作のイラストを担当する山本ヤマト描き下ろし「紫」スリムポスターと、設定資料集が封入される。価格は4,935円。
CDでは、ランティスより16日に平野綾の1stアルバム「RIOT GIRL」が発売された。声優として、『涼宮ハルヒの憂鬱』や『らき☆すた』で知名度が急上昇した彼女。最近では、音楽活動にも力を入れており、昨年の3カ月連続マキシシングルリリースに始まり、今年4月にはマキシシングル「unnamed world」を発売。そしてついに待望の1stアルバム発売と、その勢いはとどまるところを知らない。初回生産分はスペシャルパッケージ仕様で、RIOTステッカーが封入。全14曲を収録し、価格は3,000円。なお、17日の夕方時点でアソビットゲームシティでは完売、AKIHABARAゲーマーズ本店では発売しているのを確認できたが、陳列のすごいこと!! ある程度のプロモーション展開は予想していたものの、これにはさすがに驚きを隠せなかった。
ポニーキャニオンからfripSideの「Flower of Bravery」が、16日に発売された。この曲はTVアニメ『恋姫†無双』のOPテーマ。『恋姫†無双』は、もともとPCゲームとして人気を得ていた作品で、今回TVアニメ化されたものだ。fripSideとしては、メジャーリリース第1弾の作品となる。「初回限定盤」には、PVを収録したDVDが付属。価格は「初回限定盤」が1,890円、「通常盤」が1,260円。
アニプレックスより16日に、"アニキ"こと水木一郎のアルバム「WAY~グランド・アニキ・スタイル~」が発売。デビュー40周年を記念してのセルフカバーアルバムで、シンフォニー&ブラス&ジャズによるアレンジがされている。また、アニプレックスの"アニキ"のサイトにある全12曲が「着うた」配信されており、試聴もできるので覗いてみてはいがだろうか。価格は3,045円。
リボルテックヤマグチにクラウザーさん降臨!!
リボルテックヤマグチからは、白泉社「ヤングアニマル」で連載中の『デトロイト・メタル・シティ』のキャラクター「ヨハネ・クラウザーII世」「アレキサンダー・ジャギ」「カミュ」の3体が発売された。『デトロイト・メタル・シティ』は7月11日にアニメDVDが発売、実写は8月23日から全国東宝系にて劇場公開される話題の作品。
「ヨハネ・クラウザーII世」は、ノンスケール(全高135mm)のABS/PVC製塗装済可動フィギュア。全身42カ所可動でリボルバージョイントは14カ所に使用。ボーナスパーツは伝説のギター、咆哮のマイク、オプションヘッド、オプションハンド×6、速弾きハンド×2、ディスプレイベースが付属する。メーカー希望小売価格は1,995円。
「アレキサンダー・ジャギ」はノンスケール(全高135mm)のABS/PVC製塗装済可動フィギュア。全身42カ所可動でリボルバージョイントは13カ所に使用。ボーナスパーツとして、ベース、マイクスタンド、ジャギ様の炎、オプションヘッド、オプションハンド×4、ディスプレイベースが付属。メーカー希望小売価格は1,995円。
「カミュ」はノンスケール(全高125mm)のABS/PVC製塗装済可動フィギュア。全身42カ所可動でリボルバージョイントは14カ所に使用。ボーナスパーツは、地獄のDMCロゴ、コブラスティック×2、吹きだしセリフパーツ、オプションハンド×3、ディスプレイベースが付属する。メーカー希望小売価格は1,995円。
マックスファクトリーからは、『涼宮ハルヒの憂鬱』より「朝比奈みくる 文化祭Ver.」が発売となった。1/8スケール(全高約190mm)のPVC塗装済完成品。文化祭の焼きそば喫茶でのウェイトレス姿を立体化したものだ。おまけパーツとして、「鶴屋さん」とお揃いとなる"ネコミミセット"が付属。これはもう「1/8鶴屋さん」としっぽを絡めてディスプレイしたくなる!! メーカー希望価格は5,800円。
同社からは『涼宮ハルヒの憂鬱』より、発売が延期となっていた「figma キョン 制服ver.」が発売された。ノンスケール(全高約150mm)のABS/PVC塗装済可動フィギュア。SOS団で唯一の一般人、キョン。なんと猫背を再現するために、首根元に可動を追加しているほか、表情は"無表情"と"やれやれ顔"の2種類が付属している。また、ハンディのビデオカメラが付属しているので、劇中のキョンの再現が可能なところも嬉しい。上履きや手首セットで、あの「ハルヒダンス」の再現が可能に!! メーカー希望小売価格は2,500円。
コトブキヤからは『狼と香辛料』より、ヒロインの「ホロ」が発売された。スケールは1/8(全高約195mm)のPVC(一部ABS)塗装済完成品。『狼と香辛料』は原作はもとより、TVアニメやゲームにも進出と人気は高まるばかり。この作品は「ホロ」の幸せそうな表情と飾り気のない姿を立体化したもの。麦畑をイメージしたベースが付属する。メーカー希望価格は6,090円。
同社からは『超昂閃忍ハルカ』より「閃忍ハルカ」が発売となった。1/8スケール(全高約200mm)のPVC(一部ABS)塗装済完成品。激しい戦闘の最中の彼女をフィギュア化。手裏剣型のベースが付属し、メーカー希望小売価格は6,090円。ちなみに、この作品の「ダメージver.」の発売も予定されている。
続いてもコトブキヤからの作品。『リトルバスターズ!』より「神北小毬」が発売。1/8スケール(全高約100mm)のPVC(一部ABS)塗装済完成品。学園の屋上で、お菓子を食べたり昼寝をしたり、のびのび過ごすのが大好きな天然少女系ヒロインの彼女。もちろん、お菓子を食べたときに瞳がキラリンとなる瞬間も再現できるようにパーツが付属。そして、パンツにも秘密があるそうで、ドライヤーなどで暖めてみると……。メーカー希望小売価格は5,775円。
グッドスマイルカンパニーからは、『君が主で執事が俺で』に登場する「朱子(ベニス)」が1/8スケール(全高約220mm)のPVC塗装済完成品として発売された。久遠寺家の専属メイドを務める彼女。真っ赤なロングテールの髪が特徴だ。性格は血気盛んとのことだが、微塵も感じさせない雅な雰囲気が漂っている。先に発売されている同社の「久遠寺森羅」と並べたりして、主従関係を楽しむのも一興かも。
シーエムズコーポレーションからは、"グッとくるコレクションフィギュア"シリーズより『夢戦士ウイングマン』の「ウイングマンガーダー」が発売された。昨年発売された同シリーズの『ウイングマン』が、「ガーダーVer.」で登場。ポーズ替えができるボーナスパーツが付属している。全高約150mmのPVC/ABS塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は4,725円。
取材を終えて
毎週、取材に協力していただいているAKIHABARAゲーマーズ本店が、7月22日(火)にグランドオープンを迎える。今週の取材日は15日のプレオープンが終わったばかりで、スタッフの方々もグランドオープンを目前に控え、準備に追われていた。来週、取材に行ったときには、秋葉原の一角が違う一面を見せていることだろう。楽しみにしたい。