シマンテックは、「ノートン・インターネットセキュリティ 2009」、および「ノートン・アンチウイルス 2009」の日本語パブリック・ベータ版の無償ダウンロード提供を開始した。公開は9月24日までの予定だ。
ノートン 2009は、性能に全く影響を与えない「ゼロインパクト」を目標として設計され、スキャニングエンジンからユーザーインタフェースまで全面にわたって300カ所以上の改良が施されたバージョン。ゼロインパクトを実現するために、ノートン・コミュニティメンバーによるデータを生かした技術「ノートン・インサイト」に基づいて、ほとんどのコンピュータに一般的に存在し、統計的に信頼できると判断できるファイルのスキャンを回避する仕組みが採用されている。また、今回公開された日本語パブリック・ベータ版は、1分間インストールや主な他社製コンシューマ・セキュリティソフトウェアと比較して半分未満のメモリ使用率などを達成している。
さらに、ゲームや映画を中断したりスピードを落としたりするアラートや更新通知を自動的に保留する「サイレントモード」を採用。詳細設定まで簡単にアクセスでき、検出結果や性能の状況を追跡するユーザーインタフェースが新搭載された。また、Webベースの攻撃に対応するブラウザ保護機能、リアルタイムのSONAR保護機能、侵入防止システム(IPS)、アンチルートキット、アンチウイルス、アンチスパイウェア技術を採用したノートンプロテクションシステム、ホームネットワーク上のデバイスの管理やチェックが簡単に行えるホームネットワーキング機能、PCの制御が奪われる前にボットを阻止するボット対策機能などが用意されている。ノートン・インターネットセキュリティ 2009では、オンラインショッピング、バンキング、ブラウザ使用、オンラインゲームを利用する際にユーザーのID情報を安全に保護する「ノートンIDセーフ」も利用できる。
なおベータ版であるため、シマンテックはテクニカルサポートではサポートしない。テストマシンおよびテスト環境ネットワーク以外での使用は控えるよう強く推奨されている。