「CG-NSC2100GT」

コレガは、静音化と省エネを実現した3.5インチSATA HDD対応のNASケース「CG-NSC2100GT」を7月下旬から発売すると発表した。DLNA、iTunes(DAAP)に対応し、3.5インチSATAのHDDを2基搭載可能。2台のHDDでRAID 0(ストライピング)/1(ミラーリング)を組むことができる。さらに、ギガビットイーサネットをサポートしているため、高速転送が可能だ。

ファンの回転数は、常時装置内の温度を監視することで最適になるように自動調整。一定時間読み込み/書き込みなどのアクセスがないときには自動的にHDDを停止させる。これにより、静音と低消費電力を実現した。

DLNA対応により、CG-NSC2100GTのHDD内に保存した音楽・画像・映像ファイルを、DLNA準拠のゲーム機やデジタル家電製品から直接再生できる。iTunes(DAAP)にも対応しているため、ネットワーク内にあるPCがiTunesを起動すると、保存されている音楽ファイルを自動的に認識して再生可能。これにより、複数のPCで別々に管理していた音楽ファイルを一元管理できる。

RAIDについては、PROMISE製のNCQに対応したRAIDコントローラを採用。「ホットスワップ」に対応しているため、トラブル時でも稼動したままHDDを交換可能。交換後は自動的にRAIDを再構築し、障害状態から復帰できる(データの保護性はRAIDレベルに応じたものとなる)。

NASを使ったことがないユーザーでも、簡単にセットアップ可能なユーティリティが付属。画面の指示に従うだけで、ネットワークとRAIDを設定できる。特に詳細な設定が不要な場合は、すぐにネットワーク共有HDDとして利用できるようになっている。詳細設定画面も、複雑なコマンドを入力することなく、ほとんどの設定がマウス選択&クリックで操作可能。ユーザー、グループ単位で最大使用容量を制限でき、一部のユーザーの使いすぎを防ぐだけでなく、グループ管理機能でグループごとの使用容量制限、ファイルアクセス権限管理が可能。また、Active Directoryが構築されているネットワーク環境なら、管理しているユーザー、グループ情報を取得し設定できる。

このほか、プリンタをUSB接続して複数のユーザーで共有して利用するプリントサーバ機能、電源状況により安全にシャットダウンするUPSモニタリング、簡易WebサーバやFTPサーバとしても利用できる。